「女性活躍推進」によって、これからの働き方はどう変わるのか
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フィリピンは1986年のマルコス政権崩壊の時のリーダーがアキノさん(大統領1986〜92年、現大統領のお母さん)。その後も女性大統領(アロヨ大統領、2001〜2010年)が登場。来年の大統領選でも、世論調査一番人気は女性のグレイス・ポー上院議員。ただし、数字上、女性の社会進出が進んでいるフィリピンの背景と、先進国の事例とは一緒に出来ません・・・
ちょっと表面的なインタビューですね。
長時間労働改革や女性自身の意識改革はこれまでも言われ続けてきたことですが、本当に日本社会、日本企業の変化に対する抵抗勢力は強い。
なかでも意外と指摘されていないのが、家族の壁、なかでも夫の壁。なぜ女性だけが負担感が大きいのかといえば、男性(夫)の家庭進出が、女性の社会進出にともなってほとんど増えていないことが大きい。
仕事も男性社員と同じようにこなし、家事、育児もとなれば、定時に退社したってその負担感は大きい。私も回りの女性たちもひとりですべてを抱え込んでしまって心身を壊す、などある日ポキンと折れてしまっている。なぜそうなる前に夫は気づいてあげられないのか。少し肩代わりしてあげようとしないのか。妻たちも声をあげないのか。
聞くと、「夫にいろいろ頼むと、機嫌が悪くなってそのほうが面倒」「もう交渉することに疲れました」「おまえが好きで働いているだろ言われる」・・・などというコメントが。会社でもいろいろ働きかけ交渉して疲れているのに、もう夫にまで交渉する余裕はないというのです。
専業主婦の妻に家のことをすべて任せている男性とそういった男性中心の企業文化の根深さが根本にある限り、女性が働き続けていくのは本当に厳しい現実なのです。働きやすい環境の整備はもちろんですが、今までメディアで紹介されている働く女性のイメージが、子育ても仕事も頑張ってやりましたスーパーな人か、男性が主夫的な役割を果たした人ぐらいしかあがっていません。普通の女性がこれならできそうだなという働く女性のイメージを植え付けるような対応をするべきと思います。