ハーバードの授業で 日本のグリーが人気を集める理由 - ハーバードの知性に学ぶ「日本論」 佐藤智恵
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注目のコメント
このグリーのケース、ハジウ教授と一緒に二人で書きました。
日本企業の注目がされてこなくなっていると言われますが、我々研究者がしっかりと発信をすれば、注目に値する現象は無数に存在していると思っています。
ケースはその企業の売り上げや利益がどうかというよりも、その企業の挑戦したことの面白さ、それが直面している困難、それに対する経営陣の苦闘にこそ議論の源泉が存在します。
グリーは最近経営数字が思わしくないですが、その潜在力は極めて高いので、ぜひとも強烈なカムバックを果たしてほしいところです。2011-2013 にまさに僕はグリーにいました。そして、海外展開の戦略が決まり、デベロッパーサポートの構築チームとしてUSで一緒にチームを作りましたが、デベロッパーがついて来ずチームが解散されました。僕はその経験がとても悔しかったし、自分だったら…と考える力もない無力さを痛感しました。ほんとにたくさんのことを経験させてもらえたけど成功に貢献できずほんと悔しいです。
このプラットフォーム構築がうまくいかなかった原因はこの先生がいう熾烈な競争と支配力に加えて、プラットフォームのエコシステムを作り上げる過程にもあったと思っています。デベロッパーをopenfeint からひきつけられなかったことはとても大きいと思っています。
このハーバードの、人たちが組み立てる議論に1回でもいいから参加してみたいと思いました。
グリーが取るべき意思決定は何だったか、という議論をきっとしているんだろうと思いますが、それにいたるまでの先生の問いのリストがこの授業の価値ですね。知りたい…