カジュアル衣料のアダストリア、復活の理由
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一時期はローリーズファームで一世を風靡した旧ポイント。豊島などの商社に企画を依存し、百貨店より安いが量販よりおしゃれ、というポジションで圧倒的な支持を得て小売型SPAの代表と言われました。普通のインショップの広さの店が多い中で店舗当たり売上平均が2億を超えていたお化けブランドで、これに支えられずっと20%近い営業利益がでていました。ポーター賞までとったモデルも、参入障壁が低く同質化することに加え、ファストファッションが台頭してきて一気に崩れていったわけですが、そんな中で「自社企画に振る!」と言い出した時は驚いたものです。
昔と今で売上×営業利益の散布図を作ると明確ですが、ユニクロ以外のアパレルは総じて利益率が低位してしまった中で8%の営業利益は本当に立派
買収で獲得したニコアンドがここまで来るとは思いませんでした。表参道の旗艦店も「雑誌のように編集し、特集と連載を持つお店」というコンセプトで、定期的にテーマが変わる意欲的な取り組み。
今後も注目です記事中でキーマンと評されてる元ファストリの松下正氏。ファストリのCFO時代に、アメリカの投資家訪問の旅程を一週間お伴したことがあります。
飄々とされたビジネスエリートで、フランス語訛りの英語を話されてました。記事にあるような「現場タイプ」とは全く異なる印象でしたけどね。
今のアダストリアの復活劇に関して、ZOZOTOWNとの協業が果たした役割に触れていない時点で、真相から程遠い記事ですね。
中堅ブランドのHARE、Heather、RAGEBLUEあたりが今年はZOZOで大きく売上を伸ばしてます。
あと、この会社の創業者による社長更迭はこれで3度目。黒田氏、石井氏、今回の遠藤氏と、創業以来の忠臣をバッサバッサ切り続けて、もう中核メンバーは残ってません。オーナー社長というのは孤独なのでしょうね。Mr.チワワさんや占部さんのコメント参照。また、平山さんが書かれている、ショッピングセンターでの場所取りは、衣服・小物小売で重要な要素(イオンモールなど、SCとどういう関係を築けるか含めて)。
株価的には大分復活。2005年末まで壮絶な駆け上がり方をして、1万円近くまで言っていて、そこから低迷して2000円近くまで一時は下がっていたが、現在7500円近くまで回復。
http://bit.ly/1KYO4DF