合理性を超えた個人の思いが、ビジネスを成功に導く
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「言いだしっぺ」として矢面に立つ。周りが変わり、人が巻き込めるほどの、強い動機を持つ。これって「身体知」と言いますか、自ら獲得するしかない。説明しにくいし、教わることもできない。そして、いったん獲得すると、ある意味別人になるほどのインパクトがある。
商社のサラリーマンだった遠山さんが、起業家に「変容」したきっかけは、プライベートで開いた絵の個展だった。合理的には説明できないこのつながりも、「身体知」を持っている人にはすっと腹落ちするのではないでしょうか。「個人が持っている情熱と企業が持つ資本や信頼性が合わされば、もっと新しくて良いものができます。お互いの長所をもっと生かした取り組みがあっていい」遠山さんらしい素晴らしい考えだなー。はじめて遠山さんにお会いしたときに、市場規模とか関係ない。やりたいこと、やる！と思ったことをやる、と仰っていたのが今でも印象深い。
先日も社員の方とお話しましたが、芸術祭の準備で新潟に行ったり、スープストックの店頭で働いたり、今ではスマイルズの経営企画にいたりと、多様で面白い。三菱商事時代、社内ベンチャーとして「Soup Stock Tokyo」事業などを展開するスマイルズを立ち上げた遠山社長。その遠山さんは今ではご自身の会社の社員の社内ベンチャーを支援していらっしゃいます。こうした信頼関係の繋ぎ方…いいですよね。
