アジアのユニコーン(10億ドル評価未公開企業)29社リスト、日本勢はゼロ
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人口が少ない韓国Coupang がランクインして異彩を放ってますね。今年の7月にソフトバンクが10億ドル投資してるのが記憶に新しい。 日本からユニコーンが生まれてないのは悔しいものの、早い段階で目をつけてソフトバンクみたいにガッツリ投資するのもありかと。 アリババに対する孫さんの先見の明は凄まじかった。http://jp.techcrunch.com/2015/06/04/20150602coupangzillion/
日本にユニコーン※は不要である。※未上場で時価総額10億ドル以上企業
だから日本は、、と卑下する必要も、下を向く必要もない。
まず、なぜいないのか?
市場が小さいからか?世界に展開出来ている新興企業が少ない?LINEが外部投資家を入れないから?
それらは全てそのそのとおりだろう。
人口は13億人ではないし、facebookも日本から出なかったし、LINEには親会社が存在する。
ただ、上場している会社で10億ドルを超えている会社は複数、存在する。
当社も、10億ドルを超える評価を頂いている。
この2年で上場した会社からも、今後どんどん出てくるだろう。
ではなぜ未上場市場において10億ドルを超える会社がいないのか?といえば、10億ドルを超える前に上場するからである。
日本国内市場に上場するからである。
それが可能となる、世界に冠たる資本市場が装備されているからである。
日本の資本市場はすごい。
世界の資本が集まっている。
世界の超大手機関投資家がバンバン投資してくる。
アジアの資本市場を見てほしい。上海で何が起きたか?東南アジアにはそもそも流動性のある資本市場が存在しない。
東南アジアの経営者と話していても、上場しようという発想がそもそも皆無に等しい、それは自国に資本市場がない、他国の市場は遠すぎる。NASDAQのバーは果てしなく高い。日本市場は日本語が出来ないので無理である。
それゆえに、PSR経営に走る。利益はどうでもよい、売上と売上成長速度が全てであり、それは大手に売却する目線がその指標で決まるからである。
起業家も、投資家もその目線なので、生態系全体がその方向で付き動かされる。
日本はPER経営、世界はPSR経営だ。この言葉を誰も復活させようとしないが、完全に復活している。
資金の出し手は世界中の金余り市場の中で巨大化したPE(プライベートエクイティ)或いは、時代の要請でPE化したかつてのVC、であり、彼らがユニコーンの正体である。
時代の流れの中で水ぶくれしたユニコーン、その中身はPEであろう。
それを見逃してはならない。
そして、いまや資本の流れは転換しつつある。米国が金利引き上げに動いた後、世界は一変する。2007年8年に、PEに何が起きたか。
来年、これらのユニコーン達はどうなるのだろうか。見ものだ。