ホテルオークラ建て替え、海外から「壊さないで」-複合高層ビル
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注目のコメント
今回設計される谷口吉生さんは、首都圏では皆様も見られてことがあると思う東京国立博物館法隆寺宝物館などを設計された、個人的に大好きな建築家。
記事にあるとおり、現在のオークラを設計された谷口吉郎氏は実の父親。
様々なご意見があると思いますが、親から子への引継ぎで、すばらしい建築を期待しています。歴史的な建造物への取り壊しや建て替えに、センチメンタルな感情は付き物でグローバルにも珍しくない。
この建て替え決定は、これからのホテルオークラのビジネスモデルの選択と捉えるべき。すなわち、所有と運営の両方を担うモデルか、所有と運営を分離して運営に専念するモデルかの選択だ。外資系のホテルチェーンの多くは、建物を所有せず運営権に集中して稼ぐビジネスモデルだ。今回、ホテルオークラ東京は、所有権を手放さない選択をしたわけで、ならばオフィスを併合した複合高層ビル化の選択肢しか無いということだろう。経営者の判断として最も大切なのは、21世紀の将来のビジネスモデルだと思う。ビッグマック指数ではないですが、マンダリンオリエンタルの東京の客室料は67,000円に対し、ニューヨーク795ドルだとすると単純計算で、
67000 ÷ 795 = 84.28 となり、1ドル=84.28円に相当します。現実の1ドル=120円に比べて円が過小評価なのか、それともホテル市場が東京とニューヨークで異なるだけなのか、何なのか...。
http://www.economist.com/content/big-mac-index