中野信子、コメントするときは「中野先生」、メタ認知を貫く
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注目のコメント
一つのスタンスとして面白いですが「インターネットが発達すると求められるのは個人の意見ではなくデータ、解説である」というのはしっくりこない。
逆にFactはググれば出るので、むしろ個人の意見が求められる、という方が強い気がします。但し、インターネット云々とは関係なく、人によって求められるものは違うと思うので「中野先生」にはそういうものが求められるということでしょう。
少なくとも言えるのは、「事実」と「意見」をしっかり分けて伝えるのが最も重要なこと。
ビジネス版悪魔の辞典で、「調査会社」とう項に、「一流の調査会社は事実と推定をしっかり分ける。二流の調査会社は事実と推定が混ざっている。三流の調査会社は事実を推定してくる」というのがあり、全くその通りと思います科学者ですね。
我々研究者は、論文で何かを主張するわけですが、そのときに極力他者の成果の上に乗っかるようにと指導しています。自分の仮説の上に仮説を重ねると、どんどん信頼度が下がるので。
「私がかなたを見渡せたのだとしたら、それはひとえに巨人の肩の上に乗っていたからです」(アイザック・ニュートン Wikipediaより)
ですね。中野先生のスタンスはまさにこれかと。個人的には、属人性は属人性で個性が出ていいように思いますけど。
余談ですが、上述のように先行研究は良き礎として利用するのですが、若い学生はどうしても敵対的に見てしまう傾向があるようです。自分たちの方法をより良く見せるために、過去の手法を低く見せようとするような。こういう科学リテラシーは、もう少し早く習ってもいいかなぁと思います。