コンサルの新潮流は「PE化」「高級文房具化」「フルライン化」
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注目のコメント
PE化はいまいちピンとこない。ここであげられている例も、商社だったりブラックストーンだったり、コンサルがPE化したのではなく、投資にはコンサル機能が必要といっているだけに聞こえる。コンサルティング会社自身が大きな投資をするのは筆者も指摘する通りコンフリクトがある。ベインキャピタルもベイン&カンパニーとファイアウォールがあるはずだし、今はみさき投資をやっている中神さんも初めはCDIキャピタルとしようとして断念した
一方で高級文房具という表現は、高級人材派遣よりも実態に近くて言いえて妙
大手ファームの人数的には大部分はこの要員と聞きます
なので、若手にとって100%常駐して文房具してるだけでば、箔がつく以外はそんなに魅力的な職場ではなくなるんだろうと思います
個人的にはこういうプロジェクトはつまらないし、そもそも送り込む人数もいないので、トップマネジメントの意思決定に資する仕事だけやっていきたいと思ってます
※この特集、モバイル特集に毎日長文コメントをしていた柴山さん化しそう、、20年以上前から、コンサルは"稟議書の添付資料作成マシーン"だと商社では実際に言われていて、塩野氏いわくの「高給文房具化」は進んでいた。担当者のストーリーにファクトを肉付けするイメージ。
その後、戦略コンサルを辞めた人達が資料作成代行会社を創ったりして5分の1くらいで作業をしてくれる人が出てきた。2005年ごろにはグーグルでピンポイントで調べて若手にパワポで清書させれば話は済むようになり、それすらも廃れて来た。
2010年代にはビジネスパーソンの間ではもう魔法は溶けていて、コンサルには仕事外注のイメージになった。これが塩野氏曰くの「フルライン化」。
結局、紙のコンサルがコモディティ化して、コンサルの労働は下請業者化する流れが加速し、逆にグレイヘア的な価値の方に注目が集まるようになった。
ファクトはググれば誰でも集めれるから、洞察力と暗黙の経験値の価値が高まっている。
いま60代70代で大企業で役員クラスに登った人の知見と洞察力は本当に凄い。
昔はここにしか人材が居なかった中での天下一舞踏会の勝者だけに。
私の場合は、トップマネジメントとして、金融業界で役員に上り詰めたグレイヘアに顧問をお願いしてるけど、意思決定に非常に役立ち頼りにしている。
今後は、大企業トップ経験者を新興企業CEOの相談相手に派遣するサービスが伸びると思う。若手コンサルはクライアントの「高級文房具」になっている。そのため、転職市場に出てくる元コンサル人材も、以前ほど優秀ではないとの指摘、手厳しいですね。コンサルティングファームとして業績拡大することと、現場の若手が育つかということは、分けて考えなければならないようです。