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もちろん、周囲の大人がセーフティネットをつくってあげることは必要だし、それは僕も訴えていきます。ただし、覚悟を持って生きている人たちが、尊重されるような高校野球、そして社会になってほしいと願います。
「文武両道」「ベストミックス」「野球留学」、さまざまな解釈をできるので、いろいろな視点から考えていきましょう。
地方出身者として野球留学を考えると、田舎では結構野球留学に否定的な考え方が多いと感じている。インタビューの中では「県内出身者」と言われているが、田舎では「県内」ではなく「市内」や「学区内」出身者、感覚的に9割以上県内出身者でないと応援してもらえない風潮はある。それは強くても同じです。甲子園は地元愛で成り立っているところがあるんだと感じます。
今回のインタビューの最後で、「多国籍軍」で甲子園を目指す基礎を作ったような木内さんが作り上げた常総学院に、光星学院を強化した実績のある金沢監督が新たな勢力として立ち向かっているという茨城県の構図が見えたことはとても面白く感じた。
【追記】
今年の茨城県大会は、明秀日立は準決勝で霞ヶ浦に4-5で惜敗。ちなみに決勝は霞ヶ浦vs日立一で2-0で霞ヶ浦が夏の甲子園、茨城県代表になっている。直接対決はなかったものの、日立一高は決勝まで残っていた。
本気で向き合ってもらえた球児達は幸せです。
野球づけで過ごしてきた球児達が野球をやめたら何も残らないって高校野球関係者っておかしい。
勉強だって大して変わらないでしょう。この理論だと専門学校と大学なら専門学校の方が役に立つ事になってしまうし、教養を学ぶ事の意味が無いことになってしまう。
大事な事は指摘されているように、野球を通じて何を学ぶか。
本気で一つの道を突き詰めた経験は必ずそのあとの人生を豊かなものにするはず
「僕らは364日苦しくて、たった1日の喜びのためにやっている。その1日の喜びが全部吹き飛ばすくらいの魅力が、やっぱり高校野球、甲子園にはあるんじゃないかなと思うんですよね。」
➡甲子園の魅力を大変よく表した言葉ですね。それだけの価値があるんですね。
「どこまでが仕事なのか、切れ目がないんですよ。切ろうと思えば切れるし。休みは取りますけれど」
➡まさに、いつも佐山先生が仰る公私一体ですね。プロフェッショナルなのだと思います。
私は金沢監督のインタビューを読ませて頂き、野球留学は今の時代に求められている教育のひとつの形なのではないかなと思いました。監督の仰る通り、天が与えてくれた一物をものにするためにひとつのことに集中して取り組む。そんな三年間は万一野球で将来稼ぐことが出来なくても、人間力は相当に身に付くのだと思います。そこまで鍛えられた人間が後の人生で野球以外のこれだと思うものに出逢えたとき、その集中力とタフさに、もしライバルだとしたら勝てるかなと想像しました。
また、勉強ですが、勉強は本人がしたくなればいつでもできます。やる時期より、やる気。それが一番のパフォーマンスを生むと思います。
昨日の朝倉さんのコラム通り、批評は簡単。言うは易し行うは難しです。ひとつのことをやり遂げることも実はそう簡単ではないと言うことだと思います。やり遂げた人は強いと思います。
ちなみに、僕の地元静岡は公立高校が強かったりします。今日の決勝では、県内屈指の進学校である静岡高校が甲子園を決めていました。文武両道は、やって出来ないものではないと思いますけどね。
僕の母校も進学校ですが、20年前に一度出て甲子園ベスト16になってます。その時はナイター設備もない高校として話題になってました。
*NP特集「100年目の高校野球を問う」は、明日掲載の「偏差値75の渋谷幕張が体現する、『文武両道』の本当の意味」に続きます。
ってあるな笑。
いいね、テーゼとアンチテーゼ。
個人的には文武両道を目指すべきだし、あきらめたらそこで試合終了ですよ。
きちんとした、頭の使い方や物の考え方が出来れば、それは勉強にもスポーツにも流用出来るはず。
僕は強豪校では、そういったことを教えているとおもう。そうでなければ、勝てない。ただ、「野球してます!」で勝てるほど、甘くない。
あとは、そういった思考方法を社会で転用する方法さえ、教えてあげればいいんだと思う