『貧困救済ファンド』 〜 英国の先進的な「社会的インパクト投資」のモデル
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世界の人道支援のインパクトを測る、という仕事を担当しましたが、やはり数値化は時にとても難しい。効果あるはず!という人間の直感的な閃きに頼って進む部分は大きいです。経済的な利益を超えて、社会的な「インパクト」をどう指標にするのか、興味深いです。
(財)KIBOWでも、社会的インパクト投資の設立を検討している。今実施しているグラント(支援金の寄付=年間1千万円単位)とベンチャーキャピタルのノウハウを組み合わせたインパクト投資(年間1億円程度?)を組み合わせると、車の両輪でパワフルな社会貢献ができると思う。先ずは被災地で行いたい。しかし、英国ではしっかりとリターンを生み出しているのが凄いところだ。しかも、規模もデカイ。↓
現在の投資残高は約5億英ポンド。13年度の内部収益率は15%。教育、健康、持続性の3分野で、十分なサービスが行き届かない貧困下位25%の地域に貢献する企業や非営利団体、社会的起業家を投融資の対象とする。社会的インパクト投資がこうして話題になるのは素晴らしいこと。ただ、インパクトの「見える化」がしやすい活動と、そうではない活動があるのが難しいところ。数値化はしにくくても意義のある活動にもスポットライトが当たり続けることを願う。