ディズニー見学時に実感。米国に「天才」は不要だった
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聞いた話ですが、エンジニアの世界などでは、コロコロ転職をする可能性のあるアメリカでは、辞めた人の置き換えがすぐできるようにドキュメントの残し方などがシステム化されているとか。かつての日本のように終身雇用で辞めない前提なら、個人に任せて脳内会議をしてしまった方が話が早い。ただ、その個人の頭の中にあることは継承されないので、徒弟制度のような、気合で思考過程をトレースするような後任を用意しとかないと、細かいとこは誰にも分からなくなってしまう。
笑い話のように話されているけれど、実はジブリの深刻な問題なんじゃないだろうか?自分は、米国にも天才は必要だと思う。ディズニー・ピクサーで言えば、ジョン・ラセターがそうだろう。なおジョン・ラセターは宮崎駿氏の大ファン。
ただ、天才の使い方が違う。川上さんの「コンテンツの秘密」と併せて、Pixar社長のエド・キャットムルの「ピクサー流 創造するちから」も併せて読んでほしいが、天才をディスカッションに使う。会議を作って、そこでフィードバックをしていって、どんどん作品を良くする。
なお、この2冊、ここ数か月で出会ったものだが、ここ5年で自分の中でトップ級の本。超オススメ!ジョブディスクリプションがはっきりしており、仕事のモジュール化が進んでいると言われる欧米ですが、クリエイティビティが求められ標準化しにくそうなエンターテイメントの業界でも同様だというのが驚く
再現可能性を高めているということで、産業化してるという表現が適切かもです
ただ、標準化、モジュール化が下手な日本では同じやり方をしても勝てなそう。天才型はあるとして、あとはチームとしての擦り合わせが強みになるような方法を勝ちパターンにしないとダメなんでしょうね