ホーム
18フォロー
7126フォロワー
日本の粉雪でスキーを 3道県、英で観光PR
共同通信 47NEWS
星野 佳路星野リゾート 代表
子供のころから長野県に住んでいて、自宅の庭に世界一の雪が降っているなんて思わなかった。世界の雪山で滑ってみるとそれが事実であることに初めて気づいた。雪質のプロモーションは重要であり一定の成果があると考えているが、将来的には雪以外、例えば滞在施設の質、食のバラエティと質、そして滑らない日の過ごし方の提案なども大事だ。ところがこれが難しい。雪は冬の4ヶ月しかないので、こういう場所での事業は成り立ちにくい。この課題の解決方法は海外の事例に学ぶことができる。フランスのスキーリゾートでは、一定の基準以上のマンションの部屋を購入し、規定以上の日数をホテルの部屋として提供するオーナーには、税制面での特典を与えている。レジデンス・ド・ツーリズムという制度だ。個人のマンション購入者の負担で質の高いホテルを確保し、観光客にリーズナブルな価格で提供する。マンション購入者は、使わない日をホテルの部屋として提供することである程度のリターンと税制面の特典を受けることができるという方法だ。もう一つは民泊だ。ニュージーランドのクィーンズタウンは夏のリゾート地であり、立派な別荘が多く立ち並び、別荘客のためのレストランやショップも充実している。寒い冬は別荘客が来ないオフシーズンだったが、別荘をレンタルホームとして貸し出すことで今では冬が活況だ。ニュージーランドの冬というのは7月から9月であり、北半球のスキーヤーにとっては雪がない時期なので、クイーンズタウンには世界中から雪バカたちが集まってくる。実は私もその一人で毎年ここで会う友人が増えてきている。
13Picks
日本版DMOとは何か? 地域観光業活性化の組織が抱える課題とは
ビジネス+IT
NORMAL