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産業用ロボットに知能を与えるMUJINが75億円のデット調達とUTECからのMBOを発表
小林 正典Triple W Japan Inc. 日本支社長
少し乗り遅れましたが、まあ、普通に考えて、JAFCOは残っているわけだし、MBOでもなんでもなく、単にUTECを排除したかっただけかなと思います。
33%ということで、もし1/3を超えていて拒否権を持っていて、経営方針に大きな乖離が出ていたなら、買戻し以外になかなか選択肢がありませんから、なおさらそんな気はします。
3月に中国法人を設立とあるので、これから中国事業を本格化させていくということは、たぶんその分、中国子会社のガバナンスや事業が安定するまで、IPOは期待できないでしょうから、EXITまでの時間軸という意味で考え方が折り合わなかったのかもしれません。
デットの75億円も特殊当座借越契約なので、おそらくプロジェクトや受注残に紐づいていたりするはずで、返済原資を確保した上での利用を請求していく形になっているはずだと思います。
立派な説明スライドまで作成してしまったので、何かすごく不自然な形の資金調達を逆にアピールすることになり、事業は伸びていくことはたしかなんでしょうけど、外から見る以上に内部は厳しいのかもしれないなと思いました。
スタートアップ転職、年収720万円超 上場企業越え
小林 正典Triple W Japan Inc. 日本支社長
短期的にスタートアップへ優秀な人材を誘導するには、こういう記事が出るのは良いことだと思います。一方で、この調査データは確実に特定のポジションや職種のみで、バイアスがかかっており、参考にならないです。新規上場企業の有価証券報告書の平均年収を見ればわかりますが、実態として、年収720万円を下回るオファーがほとんどだと思います。
なので、実際、好待遇だと思って、安直にスタートアップへの転職を検討する人が増えて、実際のオファーや業務の内容に幻滅して、結局、人が流れてこない、あるいは転職したけど、すぐに辞めてしまうみたいなことが容易に想像できるので、このギャップをどうするか、というのは個々の企業の腕の見せ所な気はしました!
PayPayの“100億円キャンペーン”は成功だったのか?
小林 正典Triple W Japan Inc. 日本支社長
国内電子決済市場が約70兆円で、クレジットカードの牙城を崩すには、まだまだ投資が必要なんだと思います。日本では、クレジットカード・電子マネーが便利すぎるので、携帯アプリ決済が市場のシェアを獲得していくには、ホント莫大な投資と時間が必要になるんでしょうね。。。
記事の中に、キャンペーン終了のタイミングや障害について、少し批判的なことが書いてあるんですが、100億円も出してるんだから出し手でキャンペーンの終了タイミングや告知を決めるのは当然で、新しいサービスで障害が起きないなんてほぼ無理です。
100%になるまでやらないという判断をしていると、いつまで経っても何もできずに機会を逃してしまう、というのが日本企業の典型的なダメパターンだと思います。
Nissan's Ghosn is gone - NHK NEWSLINE - News - NHK WORLD
小林 正典Triple W Japan Inc. 日本支社長
タイトルが、さすがNHKだったのでシェア!!!
全く一次情報を持っていませんが、いろんな情報を総合すると、ルノーとの経営統合に反対する日産の日本人経営陣と国益を重視した特捜部とメディアがうまく連携したクーデターという見方が正しいのではないかと感じました。
これ、どう考えても、虚偽記載したり、流用する動機がないんですよね。日産の場合、報酬委員会もないし、いくらでも報酬を受け取れる立場にあったからこそ、単純に役員報酬として受け取ると課税されて、会社にとっても個人にとってもメリットがないので、会社のお金でグレイな部分に使ったというだけで、さすがに事前に弁護士・税理士には確認してると思うんですよね。
良いか悪いかは別問題として、強引に説明すると、毎年30億円を報酬として受け取って15億円を納税するより、毎年10億円を報酬として受け取って5億円を納税してそれに加えて会社の経費として10億円を使う方が会社としても費用は安くなりますよね、という話だと思ってます。
それをクーデターという形で悪い方に解釈された、ということな気がします。もっと言うと、逮捕された人を擁護しても仕方ないのですが、流用金額より、クーデターで吹っ飛んだ時価総額の方が何百倍も大きい金額ですよね。
これが、フランスと日本の外交問題に発展しないといいですね。
GA technologiesがイタンジを子会社化--次世代型賃貸サービス「賃貸3.0」目指す
小林 正典Triple W Japan Inc. 日本支社長
非常にコメントしづらい案件なのですが、きちんと公開情報だけで、コメントしてみます。
起業家の伊藤CEOが誰よりも上手だった、そんな案件でしょうか。VCや事業会社から多額の出資を受けたり、他社スタートアップを株式交換で買収したり、混沌とした資本政策を、株式の買戻しと新会社に旧会社を吸収合併という荒業を使ってリセットし、その半年後に今回の売却という手法は、応援した側からすると、何かモヤモヤ感が残るというEXITですかね。CTOも700万円くらいの身入りしかないという。。。
一方で、買戻しの際には、VCへそれなりのリターンもつけて返して、借入もして、それなりのリスクはとった可能性はあって、かつ今回も含めてそういった一連の交渉をまとめ上げたのは、単純にすごいなと思いました。そういう意味で、伊藤CEOが一枚も二枚も上手だったと、このニュースを見た時に思いました。
しかも、買った側のGA Technologiesも、7月末の現預金20億円程度なのに、今回18.5億円をキャッシュで出して、このディールに張りにきている感がすごいです。株式交換分と合わせて、30億円弱の買収なので、今回、IPOで資金調達したのは、このためだったと言っても過言ではないくらいでしょうか。
イタンジ側からすると、黒字化していたとはいえ、自社が時価総額30億円でIPOするよりも、はるかに早くかつコストをかけずにEXITできた、という意味でも、今回はやっぱり起業家側が何枚も上手なEXITでしたね。
あと、フジケンホームの資本金1,000万円で純資産26.5億円って、凄過ぎです。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3491/tdnet/1633007/00.pdf
駿台グループ、オンライン家庭教師サービス「manabo」を買収
小林 正典Triple W Japan Inc. 日本支社長
だいぶ乗り遅れた感があるんですが、どんな形であれ、EXITすることの重要さを教えてくれた案件でした。
たぶん買収金額は、一桁億円だと勝手に推察してますが(違っていたらごめんなさい)、幸いなことにこれまで事業会社からの資金調達がメインだったので、優先株ではなく普通株だけしか発行されていなかったと仮定すると、優先分配もないため、創業者にも2-3億円くらいは入っているという感じでしょうか。
たとえ一桁億円であっても、リビングデッドになるよりは、EXITする方が起業家にとっても投資家にとってもハッピーなケースは多いはずなのに、そのタイミングを見誤ったり、変な意地や欲を張って、リビングデッドに陥ってしまう、というケースは本当によくあると思ってます。
個人的な意見ですが、スタートアップにとっては、経営破綻するよりも、救済買収されるよりも、リビングデッドという状況が一番不幸だと認識しています。
買収提案があった際には、条件はどうあれ、一旦、真摯に検討することが重要かなとは思います。特に知り合いがいるわけではないですが、関係者の皆さま、お疲れさまでした!!!
Kaizen Platformが5.3億円調達し、動画広告の改善サービス強化へ
小林 正典Triple W Japan Inc. 日本支社長
何となく関係者が多そうなので書きにくいんですが、これ、たぶんダウンラウンドの資金調達ですかね。たしか過去にも1回やっていたような気もするので、2回目。今回はラストチャンスで、これでうまく行かなければ、普通に考えたら、次は救済M&Aでしょう。
ただ、私が言いたいのは、そんな一般論ではなくて、この背水の陣で、リストラして、次の事業の突破口をみつけてきて、それでもファイナンスを成立させるという、気合と根性は、スタートアップのCEOとしては、本当に素晴らしいなと感じました。
先日、以下の「しくじりCEO」の中でも話されてましたが、諦めずにゲームを続けられるのは、本当に尊敬に値するべきであるなと思いました。
<参考記事>
https://blog.peatix.com/peatixevent/evangelistreport/shikujiriceo_171114_2.html
■本文より一部抜粋
チームのメンバーが「もうダメだ」と思った時に絶対にダメになる。逆に言うと、ファンダメンタルズがズタボロでも、チームのメンバーが全員「いや、これはイケるぞ」と思っていたら、多分そのゲームは続くんです。
<東証>ぐるなびが年初来安値 今期経常見通し、一転減益に
小林 正典Triple W Japan Inc. 日本支社長
人手不足で、飲食店の業績が悪化した結果、掲載料収入が減った、というのは言い訳で、Hotpepperや食べログを中心に、もしかするとRetty、ペコッター等にシェアを奪われているだけだと思いました。
リクルートホールディングス(Hotpepper)、カカクコム(食べログ)は、決算説明会資料で飲食店の予約数をKPIとして開示しているのに対して、ぐるなびは開示していないから、要は他社と比較して送客がきちんとできていない(伸びていない)んだろうなという印象を受けました。
このままだと辛いなという感じなので、どっちかに買収されるか、もしくは人手不足が深刻なのであれば、そこのソリューションを新規開発してそっちで伸ばしていくしかないのかなと思いました。
破たん寸前だった「FREETEL」、楽天には“良い買い物”
小林 正典Triple W Japan Inc. 日本支社長
スタートアップなんて、いつも破綻と隣り合わせなので、このタイトルは少しどうかと思いましたが、思ったことを書いておきます。
この前のソラコム社もそうですけど、MVNO事業者は結局、資本力がないと戦えないということが証明できたので、社会全体としてそれが検証できたという意味では良かったのではないかなと思います。
莫大なマーケティングコストをかけて、ユーザーを集めても薄利多売なので、儲からないし、結局、シェア争いでも大手資本には勝てないし、他のサービスも一緒にやっている事業会社でないとユーザーを獲得したメリットが享受できない、ということで、スタートアップがやるべき領域ではないんだろうなと勉強しました。
こういう領域は、すごい技術革新が起きる、法令等のルールが変わる、といったような大幅に前提条件が変わらない限りは手を出さない方がいいんだろうなと改めて思いました。
お疲れさまでした!!!
マネーフォワード、上場後の戦略詰まった創業者・辻庸介の15冊のノート —— 次の5年は「貯める」「増やす」を強化
小林 正典Triple W Japan Inc. 日本支社長
上場おめでとうございます!!!
成長可能性の資料には書いてなかったんですが、私はこのノートの中には、銀行業や証券業、保険業などの金融に関わるサービスを、今後、展開していくことが書いてあると思っています。
いま、大々的にそういうことを言うと支援者や協業先を裏切ることにもなりかねないと思うので、もっと先だと思いますが、個人の財布や家計簿を握ると言うことは、最終的にはそういうことだと思って楽しみにしています!
スマホ証券とか、ロボアドバイザーとか、これから同社に買収されていくんだろうなと勝手に期待しています。たぶん、まだまだ上場は通過点という感じだと思うので、赤字上場銘柄として、どんどん先行投資をし続けて、頑張ってもらいたいです。
NORMAL
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