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CFRP部品を大量生産できる!プレス成形金型用合金が商用化へ
Hanyuda RikuHANYUDA CO.,LTD Director
これ、さすがに誤解を招く記事だと思うので、CFRPのプロ*として補足したいと思います。
(*オートクレーブメーカーとCFRPの生産技術を開発するラボとオープンファクトリーの運営 https://hanyuda.center )
以下補足です。
„現在、CFRPの成形はシート状の中間製品を真空容器内で加圧・加熱して熱硬化させる「オートクレーブ成形」が主流。“
→まず、一般的には真空容器ではなく圧力容器です。
主流の成形方法は業界によって変わるのですが、インバーを使わなければならない業界というのは、主に航空機産業のみです。(少なくともそこ以外で聞いたことがない。)
航空機産業では確かにオートクレーブが主流ですが、それは品質保証上の理由であり、ある程度設計数値に余裕のある業界では、そもそもオートクレーブ成形以外の製法を使っていたりします。
„プレス成形に比べると少量生産にとどまり、大型で単純形状の部品しか製造できないという。“
→プレス成形と比較すると、オートクレーブ成形が同一期間に少量生産にとどまるのは事実ですが、単純形状しか対応できないのは、むしろプレス成形であり、オートクレーブ成形の方が多様な形状の実現が容易です。
また、金型のコストは文字通り桁違いにかかるので、プレス成形は、量産せざるを得ないとも言えます。
なお、成形品の大きさは型のサイズや装置の稼働コストに依存する要因なので、オートクレーブ成形でも、大型でないものに対応可能です。
結局は得意不得意の話なので、「CFRPの製法として優れているのはどちらか。」と考えるのが、そもそも適切ではありません。状況に応じてるバランスよく考えることが肝要です。
↓成形方法については弊社メディアにて、簡単に説明してますので、よろしければ参考にしてください。
https://cfrp.media/archives/324
政府、「みなし失業」導入へ 新たな立法措置を検討
Hanyuda RikuHANYUDA CO.,LTD Director
無収入状態で従業員を擁する事により廃業を免れない企業が増えていく中で、休業手当ては上限が渋いため、雇用の維持、曳いては産業の維持を目的として、在籍しながら失業時に受け取れる手当てを受給可能にするという政策。
現行制度をいじる程度の政策が出される背景には、行政の現場が非常に複雑であり、新しい政策を持ってくると混乱や、担当者レベルの対応格差が起こり、期待される運用ができなくなり、そこを後から突かれたくないという実態があると思われる。
平時になったら、行政のインターフェースおよび現場の複雑さ解消のための組織・システムの見直しを進めるべき段階だと思う。
NORMAL
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