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【直言】「コロナ鎖国」の弊害、今こそ向き合いませんか
小林 りんユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン 代表理事
ご取材ありがとうございました。記事内でも言及した通り、11月末の時点では再度国境封鎖という判断は致し方なかったかも知れません。しかしあれから2ヶ月が経ち、
1) オミクロンに対する科学的データが蓄積されつつある
2) 国内でも感染が広がり「鎖国」しても蔓延を防げない
という状況の変化をうけ、対策の見直しが必要な時期かも知れないと思っています。当然今回の判断が、国民感情に配慮したものだということも理解できます。が、
■ 搭乗前後のPCR検査は既に義務付けられている
■ 留学生全員に対して空港近隣の検疫施設での隔離や
■ 隔離中数日おきの検査を義務付けるなどして
感染防止に配慮した方法での入国緩和であれば、国民の理解も得られるのではないでしょうか?(先般87名の国費留学生が同様の措置で入国許可されたと理解しています。)
新規外国人留学生に対して未だに完全に国境を閉ざしているのは、北京五輪を控えた中国と、ニュージーランド、そして我が国のみだと理解しています。
日本が「選ばれなくなる国」になる前に…ぜひメディアの客観的な報道、国民の冷静な議論、そして政府のロジカルで勇気ある決断を、お願いしたいと思っています。
※ 今回きちんとしたデータがないためコメントできませんでしたが、日本へ入国できないために他の国へ留学先や研究対象を変更するよう促されている学生や研究者は、特に(期限のある)奨学金受給者を中心に相当数いると関係者から聞いております。
※※ちなみに本校としては、生徒の減少は学費収入の減少とほぼ同額の奨学金支給額の減少を意味するため、財務的な影響は現時点では大きくありません。それよりも我が国の中長期にわたる国際的プレゼンスの低下を強く危惧しています。
記述式問題 導入見送り発表 萩生田文科相
小林 りんユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン 代表理事
記述式については、共通テストに記述式を導入するのではなくて、大学側が記述式でしっかり採点できるように、もっとアドミッションズオフィス(入試担当事務局)を強化するのが正しい方向性なのかも知れません。
米国でもSATにエッセーが取り入れられて久しいですが、昨今は大学が受験生にこれを課さないケースが急増しています。エッセーで見られるような思考力や構想力については、大学が自ら実施する2次試験で評価するからでは。
エッセーでは、論理的思考力はもとより、受験生の固有の考え方やユニークな経験もわかります。大学側が信念ある教育をしていて、欲しい人材像が明確にあれば、大学によって出題も違うし正解も異なる。
そんな世の中になれば、初等中等レベルも必然的に、一人一人の生徒の多様性に寄り添う教育に変化していく気がします。問題は、そういう入試を作れる大学が日本にどれだけあるかですね…。
本日の日経ビジネスで開成高校・柳沢校長と本件につき対談してます:
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00005/121200088/?P=4
大学入試「英語民間試験」への批判に改革のキーマンが大反論
小林 りんユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン 代表理事
英語民間試験や記述試験が「平等でないから反対」と反対理由ばかり述べて、ではどうすれば、今の画一的な教育、なかなか国際社会で通用しにくくなってきている教育から、日本が脱却できるのか?を論じていない評論家の皆さんに、お読みいただきたい記事。
初等中等教育に携わる方々と話していて強く感じるのは、大学入試が変わらなければ、日本の教育は根本的には変わらないということ。機会の平等は大切です。しかし形式的な完全平等に捉われすぎて、その代わりに大切なものを失おうとしている気がするのは、私だけでしょうか…。
また、ここに書かれているようなことが事前にもっとうまく広報(国民に説明)されていなかったのが残念でなりません。
大学入試改革、「完全な平等性」は必要なのか? 対談:開成・柳沢校長×UWC ISAK Japan・小林代表理事(前編)
小林 りんユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン 代表理事
連投恐縮です。挑発的なタイトルですみません^^;
大学入試改革について、そもそも「完全平等」は可能なのか(ここからは「完全平等だ」と言えるラインは存在するのか)?「完全平等」を追求して改革の歩みを緩めた場合、私たちの子どもたちはどんな代償を払うのか…?開成高校の柳沢校長先生との対談です。
昨日の別の記事で、鈴木寛さんが「英語の民間検定試験導入は、全国一律一斉型試験からの卒業だったわけですが、今回のことで、形式平等主義があまりにも根強く残っていることを、改めて見せつけられました」と書かれていました。私達も同感です。
今回の対談では、特に後編(前編の最後に後編へのリンクが出てきます)において、そもそも「画一的な教育」から脱却するために大学入試改革はどうあるべきか?制度改革に翻弄される現役高校生のいる開成高校の校長はこの変化をどう考えるか?私見を述べています。
それにしても、対談で相手の喋りに圧倒されるという経験を久しぶりに味わいました(笑)。柳沢先生の痛快トーク、ご堪能ください☆
学校のクラウド化を推進 総務省が有識者会議
小林 りんユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン 代表理事
現場の先生方の多忙感を解消して、本当に必要な仕事に専念いただける体制を整えるためにも、特にバックエンドのIT化/効率化は喫緊の課題です。
ただしこの段階で必要なのは、有識者会議で検討したり調査したりすることではなく、現場で既に導入が始まっているシステムの中からベストプラクティスがどれか探り、できるだけ汎用性の高い規格を早急に見極めることかと思います。
その際には、生徒との学びに係るデータやインターフェイスだけでなく、経理や出欠成績管理、保護者の方々とのやりとりなど、先生方の多忙感に繋がっているものを効率化できるものにしていただく必要を強く感じます。
放置すると、基礎自治体ごとに別々のシステム導入が進み、先生方も保護者や生徒側も引越し・転勤の度に新しいシステムを学び直さねばならず、データもバラバラなので全国での比較分析ができない…となりかねないですよね…。
#マンスリープロピッカーは本日最終日となります。読者の皆様から沢山の学びをいただきました、ありがとうございました!
東大で感じた「学力の差=経済力の差」 現役東大生が目指す、教育格差のない社会
小林 りんユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン 代表理事
教育は、貧困の負の連鎖を断ち切れる数少ない手段であり、経済格差が教育の機会格差に繋がるようなことがあっては決してならない、と思います。
Learning for Allさん、素晴らしい活動をされていらっしゃいますよね。代表の李さんはじめ、スタッフの皆様もご自身の原体験から湧き出る強烈な問題意識と熱意を持たれていると同時に、とかくサイロ化しやすい貧困対策を、より包括的にアプローチしようとされていらっしゃるところがさすが。
記事の中にある学習支援事業に加えて、最近では子どもの家事業を開始されており、「①安心・安全な居場所、②学習のお手伝い、③読み聞かせ、④バランスの良い食事の4つを提供する」ことを目指されていらっしゃるとのこと。LFAのウェブサイトにも詳細が載っています:https://learningforall.or.jp/activity/
日本社会の将来にこの10年の大学改革が大きな影響
小林 りんユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン 代表理事
「文科省は日本社会の将来を見据えると、高等教育の質向上が持続可能性や社会的パフォーマンスに寄与する度合いが高いとし、2027~2028年ごろの分岐点までに大学改革を着実に実行する必要があると強調した。特に重要な項目として教育の質向上、大学進学率のアップ、地方大学の振興を挙げている。」
とありますが…。AIを駆使した大掛かりな調査をやって、結論これだけ?という感想を持ってしまいました(関係者の皆様、申し訳ありません)。教育の質の向上や大学改革が必要って、何十年言われてるんでしょうか…。
「大学進学率アップ」といっても、AIの時代だからこそ、人生100年時代だからこそ、高等教育の内容も形態もこれまでの常識とは大幅に違うものが求められ始める時代だと思います。何をもって「教育の質向上」と定義するのか、さえも多様化する時代です。もう少し根本的・本質的な議論が、されるべき局面に入っている気がします…。
※ご参考までに
世界で最も入りにくい大学、ミネルヴァの秘密
https://forbesjapan.com/articles/detail/17433
日本の高等教育機関が硬直化する理由
https://forbesjapan.com/articles/detail/17432
【独占】増田宗昭が初告白。「CCCの秘密」を全て明かそう
小林 りんユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン 代表理事
偶然にも、今朝私がForbesで書いた記事(※)の冒頭で紹介した、「私が尊敬するある経営者は、いつも「成功は、時に、嘘の友だちと本物の敵を作る。失敗は、成功のための経験と、本物の仲間を生む」と言っている。」という名言!?は、増田社長のものです。ディレクTVの大挫折を経られた方が仰ると、重みが違うな、と。
また、ご著書の『知的資本論』では「人は管理されている方が圧倒的に楽だ。だから人は無意識のうちに、自分の自由を差し出して管理される道に進もうとする。どのような行動をとるべきか何をすべきか、自分に問いかけ続けることは難しい。自由が難しい所以である。しかし、自分の夢に近づくためには自由である必要がある。」と書かれてますね。“自由”が一貫したテーマでいらっしゃるんだと感じます。
中国をはじめとする海外シフトもさることながら、Airbnbとの提携や、Tキッズなどの新たな取り組みを拝見していると、「モノからコトへ」のシフトも感じます。まさに記事中でも書かれてる通り「財務資本から知的資本へ」ですね。新しい時代のなかでのCCCの変身を、期待を込めて見守っています。
※ 「失敗力」の育み方 学校での実践と大人の意識改革
https://forbesjapan.com/articles/detail/23998/1/1/1
「失敗力」の育み方 学校での実践と大人の意識改革
小林 りんユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン 代表理事
言うは易し、行うは難し、ですが。学校での教育の成果は、生徒たちがどう振る舞い、どう成長しているか、に全て表れていると考えるので。Forbesの連載コラムで、初めて私達の学校について書くのにあたって、敢えて、学校が何をしているか、ではなく、生徒にフォーカスを当ててみました。
世界中から生徒たちが集まってきていること、皆様からの「ふるさと納税」によって毎年7割の生徒たちに奨学金を給付していること、などはよく知られている(?)かも知れませんが。意外に知られていない、私達が大切にしている3つの力※、の2つめと3つめについて、実例を中心に綴っています。
注※:「多様性を活かす力」「問いを立てる力」「困難に挑む力」を培ってもらええうような学校を目指し、現場の全員で学校運営に臨んでいます。
中学受験vs.高校受験 「失うもの」が大きいのはどっち?
小林 りんユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン 代表理事
子どもの年齢が上がるほど、様々な能力や子どもの特徴に個人差が出てくるので、受験してある程度自分に「フィット」する学校に入ることは、必要なことだと思っています。いつそういう転機を欲するかには、個人差があって当然です。
一方で、偏差値で序列をつけられた学校を上から受けていく(少しでも偏差値が高い学校に入るために努力する)ような社会的風潮には、違和感を感じます。
中学にしろ高校にしろ、もっと入学者の選抜に、少子化の今だからこそ手間をかけて特色を出し、学校の教育方針や目指す方向性(これが似たり寄ったりだというのが根本的な課題ですが)と合致したものにすることも重要ですよね…。
追記:ちなみに文中に、欧米先進国には高校受験はない、と書かれていますが、米国ではK-12の私立学校も確かに多いとは言え、公立出身の人であれば高校(9-12年生)受験する人も多いと思います。
「秀でた才能」を伸ばす! ジョンズホプキンズ大学の名物プログラム
小林 りんユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン 代表理事
受験対策や偏差値とは距離をおき、頭抜けた才能をもつ子どもたちの「好奇心を、ひたすら伸ばす」ことに主眼を置く、教育界では知る人ぞ知る米国の非営利プログラム。海外展開の責任者が、軽井沢まで会いに来てくれました。奨学金や、日本での今後の展開についてもインタビューしています。
【追記】読者の方から実際に参加された感想をお寄せ頂きました:
長男は、シンガポールアメリカンスクールのアドバンストの数学の授業をつまらないといってたが、このコースの先生は、MITだかStanfordだかのマスターの学生で今までで一番楽しい授業だと言ってました。問題は、ご指摘のように事前に受けるテストが英語であることと、サマースクールなのに学生ビザを要求されて、日本人は通常受けない予防接種を要求されるなど、手間がかかることです。
「機械翻訳があるからもう英語話せなくても大丈夫」は本当なのか?
小林 りんユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン 代表理事
外国語を一切習わなくてもいい時代が来るのかしら!?とドキドキしながら読んでみましたが。やっぱりある程度できないと、機械翻訳も使いこなせない…ということなんですね。当面は。
皆さんも書かれていますが、人間関係は、書面を介したやりとりや、会議室でのやり取り以外のところで、築かれることが多いですよね。雑談で感じのいい人だなと思ったり、食事の席で情熱を感じたり。
逆にそういう場面では、文法やら発音やらに気をとられず、自分らしさが表現できるコミュニケーション力が問われる気がします。日本の英語教育も、そちらに力を入れた方がいい気がするんですが。
【藤原和博×高濱正伸】子どもをニューエリートに育てる方法
小林 りんユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン 代表理事
ニューエリート、という言葉に若干抵抗感はありますが…(笑)。画一的なエリートに対する概念を捨てて、一人一人の子どもがその子らしく生きることを肯定する、という考え方なんですよね、きっと。
特に記事内の以下のコメントにとっても共感します:
「子どもが何かに夢中になっているときは、親が口を出して邪魔しない方がいいよね。そうすると、集中力が高まる。」
「僕も、10歳まではしっかり遊ばせた方がいいと思いますね。そして、世代や立場を超えた人間関係にもまれることも大事です。」
何れにせよ、幼少期からのお受験が、壮大な時代錯誤になりつつあることは、間違いのない事実だと思います。記事内で親の価値観が重要、とありますが、そのためにも受験や就職戦線が変わらないといけませんね。
ネットワーキングイベントをフル活用する6つの方法
小林 りんユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン 代表理事
私は個人的には、ここに書かれたことの真逆をやってるような…(苦笑)。ダボス会議のコミュニティでもよく言われますが、「The more you give, the more you receive」。あからさまに「Take」を目的にすると逆効果にさえなる例をよく見かけます。
ガツガツと成果を求め、交流という名のもと営業活動に行くのではなく、新たなインスピレーションと出会い、友人たちから学べることに純粋に感謝しながら、会の運営を陰ながらお手伝いしたりする中で、本当に信頼し助け合える仲間が、結果的に増えてきた気がします。
また、量ではなく質も重要ですよね。まずは出会った方々とのご縁を深め、お世話になった方への感謝の念を絶やさず、折に触れ近況報告させていただくことの方が、次々と新たな方にアプローチするよりも、公私にわたって豊かな人生に繋がるのではないでしょうか…。
【実録】あなたの知らない、「日本の天才」が集う場所
小林 りんユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン 代表理事
これ、最高に素敵な記事!
こういう異能異才方達が、森川さん仰るように「気持ちよく活躍する場が与えられ」る日本になることを。結果として、若い人たちが伸び伸びと、自分らしさを追求できる世の中になることを。願ってやみません。
教育界は、そういう多様な個性、たくさんの「自分らしさ」に呼応できるよう、もっと学校(やその他教育機関)自体が、特徴や選択肢の多様化に挑まなければならないのだろうなと、改めて感じました。
追記:そんな日本になるために、私が必要だと思う3つの教育政策です↓
日本の教育に足りないもの 大切なのは個性か大勢か
https://forbesjapan.com/articles/detail/21056/1/1/1
NORMAL
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