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終身雇用と年功序列はもはや時代遅れ 日本的雇用慣行を支える2本柱が崩壊している理由
月刊誌「Wedge」のウェブ版
デンマークは生産性が高い、と言われる裏側
マーケティングの「外」から学ぶマーケティング
斎藤 陽An Edokko lost in Nagoya
1.モノマネをしない。 2.無駄な仕事をしない。 という二つはその通りだとして、ではなぜそれを貫くことができるのでしょうか? 最大の要因はデンマークが人口600万人にとどかない小さな国にも関わらず、EUという4億5000万人市場を持っていることでしょう。 この記事では生産性の定義がなされていませんが、OECDの労働生産性の定義だとすれば、分子はGDPになります。なのでGDPの総額ではなく、一人当たりGDPが労働生産性とほぼ同じです。(正確には一人当たりGDPは分母が全人口、労働生産性は分母が労働人口ですが) 一人当たりGDPの額で言うと、デンマークは日本の2倍であり、優れていることになりますが、人口1400万人の東京と比べればほぼ同等の一人当たりGDPに過ぎません。 つまりEUという市場の中でのデンマークというプレイヤーは、日本全体という市場の中での東京というプレイヤーと類似、という構図です。 この筆者の観点で言えば、東京の人は、モノマネが多く、無駄なこともたくさんやっているかもしれませんが、でも大きな市場の中で小さな自治体として非常に高い一人当たりGDPを実現できています。因みにEU全体の一人当たりGDPはデンマークの約半分で、日本全体とほぼ同等の構図です。 筆者が挙げる二つの要素を否定するものではありませんが、上記のようなマクロ構造があってこそ、その二つが結果に結びついているのだと私は考えます。
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国際収支巡り私的懇談会、課題克服へ「危機感共有」 年央にも成果文書
Reuters
日産、26年度までに販売100万台増と営業利益率6%目指す
Bloomberg
日銀を意識せず暮らせるのが本来の姿、現在は過渡期=植田総裁
Reuters
斎藤 陽An Edokko lost in Nagoya
「日銀を意識せず暮らせるのが本来の姿」とは、まさに浮世離れした学者様の戯言でしょう。 私自身、社会に出てから40年弱、国内で商売をしていた時は日銀を、海外の仕事をしていた時はその国の中央銀行の動向を、意識しないことはなかった、と言うか、許されなかった。それを意識して価格を決めたり、資金繰りを考えたり、決済条件を考えなければ、商売成り立ちません。それは経済状態がどのような時でも同じことです。 さらに言えば、経済活動は半永久的に「過渡期」です。世界中が単一の通貨や単一の経済政策で運営されるような夢の世界が訪れない限り、国々の利害や、国々の気候変動や、地政学的な動向は、常に変数でありつづけ、経済はそれに対応して手を打つことが求められるのだから、半永久的に変化し続けるものだ。 変化が止まる絶対的な正常値があるかのような考え方は、幻想です。 そのような世界に生きているという現実を踏まえれば、黒田日銀総裁とアベノミクスというのは、従来の日銀と財務省のやり方考え方は世界の主流の経済政策・経済学とは異質のもので、それが日本国民に不利益をもたらしてきていたということを気づかせ、意識させたことが最大の功績かもしれません。その結果、今まで日銀など意識していなかった人たちが意識するようにになった。それもまた良いことではないかと思います。
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