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【サッカー】爆発的な収益、欧州メガクラブのビジネスモデル
多田 憲介
ユベントスもマンUも赤字で上場している。
つまり株主は利益を出すこと以上にファンとして大好きなサッカーのビジネスに参加し、応援できることを期待しているのかも知れない。そしてそれは株式市場の本来のあり方であるのかも知れない。
「
実際、日本でJリーグがスタートした1990年代半ばの時点では、セリエAやプレミアリーグ、リーガ・エスパニョーラといった欧州のトップリーグとJリーグの間には、ビジネス規模としてそれほど大きな差はなかった。創設当時のJリーグクラブの平均売上高は20億円前後、最も多かったヴェルディ川崎で45億円から50億円だったと伝えられている。
一方、93-94シーズンの欧州主要クラブの売上高(ユーロ換算)を見ると、ユヴェントスは4730万ユーロ(約53億円)、リヴァプールは3520万ユーロ(約43億円)と、ほとんど変わらない水準だった。
当時の欧州最強チームだったACミランは1億4400万ユーロ=約174億円)、プレミアリーグで最強のマンチェスター・ユナイテッドは8910万ユーロ(約108億円)と、例外的に突出した売上高を誇っていたが、それでもヴェルディの3倍に満たない程度。
それから25年あまりを経た現在、欧州ではバルセロナが9億9000万ユーロ(約1120億円)と、1000億円の大台に乗せる売上高を記録しているのに対し、Jリーグでトップのヴィッセル神戸は96億円と、両者の間には10倍以上の開きが出ている。
」
→Jリーグはまだまだやれる、とも考えられるし、欧州サッカーが世界市場を総取りし始めた、とも考えられる。
Jリーグにも更なるビジネス的視点が必要で、欧州リーグ以上に優秀な人材が流入していく必要がある。
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