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小林製薬、遅かった自主回収の判断 積み上げた信頼に傷 工場管理に落とし穴も
産経ニュース
Alcoholic winemakerwinegrower 農学
麹菌は毒性のあるアフラトキシン等を作らない株で醸造物が作られている事を、日本の研究者が証明してきた歴史があります。 だから科学的には紅麹菌由来であれば、 「紅麹(こうじ)原料などの生産データを再確認し、「未知の成分」の存在を示す分析結果が出て自主回収を決断したのは3月中旬だった。」 というのは良くも悪くも重要な現象です。 ただ、 「しかし、工場の管理体制に見えない落とし穴があった可能性が高い。」 という文言は麹菌そのものではなく工程管理のリスクを匂わせてしまっているため、 異物混入(例えば従業員による腎毒性のある物質混入)の可能性が出てしまいます。 紅麹原料生産時に生育しやすい他の菌の可能性も0ではありませんが。 工程管理なら生産部門と製造技術開発部門、紅麹菌の代謝特性なら研究開発部門の問題です。 そして紅麹菌由来であれば紅麹は食品の着色料や一部日本酒等にも使われています。 一社の問題なのか、他の産業にも影響が出るか、大きく変わります。 新聞社は科学的な問題であれば分かっている事の範囲を明確にし、 憶測を呼ぶ書き方は止めていただきたい。 何が問題で何が問題でないのか判らなくなる。
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