Satoshi Yoshino

個人的にいちばん憂慮している事は、4月26日に2021年度の赤字額が40兆1000億円と発表されながら、未だ2025年度には「『基礎的財政収支』黒字化」という目標も掲げられたままの現状で、記事で書かれた「財政規律派」からの問題提起も、あるいは「積極財政派」からの擁護意見も、国民の眼には触れていない事実だ。 未曽有の危機にあって、税制に対する意見が各々の立場で異なる事は致し方ないのだろう。 そのうえで国家財政に対する「問題提起」や「推進意見」は明らかにされない事は「官僚機構」の危機ではないかと危惧している。