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飲食店経営に手を出したら、その先には「地獄」が待っている
現代ビジネス[講談社] | 最新記事
丹野 裕介株式会社Tryfunds 代表取締役
世界4カ国、約60店舗の飲食店経営に携わっています。 概ね同意で、飲食は生半可に入りやすい事業であり、かつ、儲けるためには色々な論理が崩れる業界だと思います。 ITで言えばUXを最大化させればCVが上がる、というビジネスモデルが成立しますが、飲食ではUXを最大化させたところでCVが上がるかはわからない。 事業とは、そもそもCV数とCV当たり利益額の掛け合わせで成立するものなので、「うまけりゃいい」「楽しければいい」「使いやすければいい」とは少し異なる。 美味しいものは、原価も高いし、調理師も高い。 気持ちいい空間は、家賃も高いし、内装も高い。 お客様のUXを追求すると、初期投資がかさんで投資回収が難しくなったり、利益率が下がったりする。 そもそも、価値と原価が逆行するモデルになってしまうのだ。 おまけに人に依存するモデルで、家業(個人経営)から事業にするハードルが高いし、雇用がらみのパワーも大きくかかってくる。やってみるまでわからないのに初期投資も大きいので、A/Bテストも一苦労。 これを、老後の楽しみとしてやるのは中々難儀で、生半可な気持ちで始めてしまうと、後戻りできない。 個人でやりたいような美味しいものを作り、個人でいつまでもやり続ける覚悟を持つか、稼ぐほうに振り切るか。いきなり大きな決断をしないとならない。 でも、楽しい。これが困る。
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