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IPOプロセスにおける計画策定と予実について
Matsuo Kanaバイオベンチャー 経理部長
超久しぶりの投稿です。生きてます(笑)
非常に興味深く拝見しました。
幸か不幸かこれまでに5回の上場申請を経験しましたが、2015年頃から策定した予算に忠実に到達したかという視点の審査が非常に厳しくなったように感じています。決算期末(12月や3月)に上場が多いのは、着地見込みが見える時期の方が上場しやすいという点が挙げられます。
これは、某社が上場後3ヶ月で大幅な下方修正(しかも赤字に転落)を発表し、市場の信頼を損ねたことに起因しているんですが…
新興市場のベンチャーの場合、ビジネスを進めながら、試行錯誤を繰り返す必要があると思います。そんな中、前期末に策定した予算への到達に意識が向きすぎると、特に上場準備期間が長引く会社ほど、大きなチャレンジができず、成長が阻害されている面もあるのではないかな?と思います。(あくまでも私見です)
そんな中、過度に保守的にならず、高い成長目標を掲げながらも、蓋然性を担保するプレイド社の管理方法は非常に興味深かった。Target目標が絵に書いた餅にならないための両立の仕方をもっとお聞きしたいところです。
ビザスクIPOまでの資本政策。堅実な成長を支えたデットファイナンス
Matsuo Kanaバイオベンチャー 経理部長
上場おめでとうございます。
優先株を利用しているスタートアップの中では最も少ない資金調達でIPOまで辿り着いた事例かもしれませんね。
目論見書も拝見しましたが、ストックオプション発行前の株式分割は0.01%単位での付与を目的として実行されたのではないかと推察します。
このあたりの資本政策も含め、大変勉強になりました。
いやー、しかし上場日に「株式会社マザーズ」という名前で決算短信を発表した企業は、後にも先にも御社だけだと思います(苦笑)
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120200310477003.pdf
お茶目すぎて笑ってしまいました。せっかくなので、適示開示アワードも取りたいですね。
会計士協会会長「決算発表の延期を議論」
Matsuo Kanaバイオベンチャー 経理部長
確定申告の提出期限を延長した時点で、こちらもきっと延長するんだろうなぁ〜と思っていました。
すでに大手監査法人は軒並み「(基本)在宅勤務」になっていますが、なんでも「PDFで送ってください」と言われる企業側も、ちょっとした質問をしにくい監査法人側も、とにかく監査対応が大変。
棚卸しだけは行かなきゃならない、なんて会計士の声も聞こえたり。
平常時でも監査は時間との戦いなので、期間延長は必然だと思います。
私の個人的な興味は、やはり何を置いても減損ですね。
「一時的な要因による減益」と位置付けたいものの、決算監査期間内に将来予測を明確に示せなければ(つまりコロナウイルスがおさまる見込みを立てれなければ)多くの企業が減損を計上することになるのでないかと危惧しています。
香港証取、価格決定から上場までの期間を1日に短縮へ 有力証取と足並み
Matsuo Kanaバイオベンチャー 経理部長
「有力証取と足並み」の有力証取に東証が入ってない~(苦笑)
ちなみに有力証取様(米国等)は公開価格決定の翌日が公開日(上場日)となりますが、日本では7営業日後が公開日となります。
通常、公開価格決定の翌日に第2回訂正届出書が提出され、その翌日に届出の効力発生、その翌日から約4日間の申込期間中に申込証拠金の支払いがなされ、その後証券会社から発行企業への払込みを経て公開日を迎えます。
公開価格決定から公開日まで土日を入れて約10日程度もズレがあるため、価格変動リスクから公開価格のディスカウントが正当化されているように思います。
発行企業側からすると、1日に短縮できるものならして欲しいです~
スカイマーク、再上場へ 東証に上場申請を実施
Matsuo Kanaバイオベンチャー 経理部長
ほほぅ。昨年のソフトバンクに引き続き、スカイマークも「上場申請」のプレスリリースですか。
以前とあるIPO関係者に「いつから上場申請したことを開示して良くなったんですか?」とお聞きしたところ、「普通の会社がやったら、東証からお叱りを受けると思いますよ~」と言われたことがあります。
スカイマークは「普通の会社」ではなかったということですね。ふふ。
それにしても、3月決算会社で10月25日上場申請はとっても珍しい。
年末年始の休暇があるため、最短日程で上場承認が1月上旬、上場日は2月上旬でしょうか。(勝手な推測)
年跨ぎの難しいスケジュールの中、承認日がいつになるのか、個人的にはとても興味があります。
東証、「上場基準厳格化改革」の一考察(上)
Matsuo Kanaバイオベンチャー 経理部長
プレミアム市場の時価総額基準は500億円が有力だと噂されるなか、直近に一部指定(東証二部→東証一部)が承認された銘柄は、すべてこの基準を下回っています。
市場変更(マザーズ→東証一部)もざっと見た感じ概ね同じ状況の様子。
東証側は、改正するまで現行の基準に基づいて審査せざるを得ない、というのは理解できるのですが、申請側は何のメリットがあるのでしょうか・・?
ご存じの方に是非ご教示いただきたいです。
6月以降に一部指定(東証二部→東証一部)が承認された企業
9/6 9275 時価総額 124億円
8/30 3275 時価総額 126億円
8/23 2311 時価総額 129億円
7/26 2471 時価総額 442億円
7/2 3854 時価総額 309億円
6/28 2820 時価総額 144億円
6/27 8945 時価総額 115億円
6/26 3968 時価総額 78億円
6/19 6356 時価総額 70億円
6/17 3992 時価総額 64億円
東証に上場廃止申請へ=取引低迷で-米アフラック
Matsuo Kanaバイオベンチャー 経理部長
え〜!個人的にはなんだか悲しい…。
1991年には127社あった東証上場の外国企業もたったの4社に。これで欧米の上場企業の日本市場への関心は実質ゼロになってしまいました。
① 東1: ワイ・ティー・エル(マレーシア、建設)
※ 本国との重複上場
② 東2: ビートHD(ケイマン、情報通信)
※ 日本のみの単独上場
③ マザーズ: テックポイント(米、電気機器)
※ 日本のみの単独上場
④ JASDAQ: メディシノバ(米、医薬品)
※ 今年1月からGCによる上場廃止の猶予期間入り
アジアのメインマーケットへの道のりは険しい〜
外国企業には日本語の法定開示の免除(英文開示のみでOK)を是非進めていただきたい…。そうすれば、これから英文でも開示しようと考えている日本企業にとっても良いお手本になるのではないかと思います。
起業家がストックオプション制度を作る際に知っておきたい5つのポイント
Matsuo Kanaバイオベンチャー 経理部長
あらら?IPO準備企業であれば絶対に注意すべき事項が2つ漏れてるような・・
発行時には、以下の点にもご注意くださいませ。
取り返しがつかなくなった会社もある身の毛もよだつ怖いお話です~
(1) 金商法の勧誘規制
自社&100%子会社の取締役・従業員「以外」の人を含めて50名以上に発行する場合は、財務局に「有価証券届出書」を提出する必要があります。(取締役・従業員のみであれば問題なし)
IPO前に「有価証券届出書」の提出はできるだけ避けることをオススメします。
(2) 報酬決議
役員に発行する場合には、会社法により株主総会での報酬決議が必要となります。上場審査中に決議漏れが発覚すると大変なことに・・。
東京メトロ車内ディスプレイでのKAM周知に関するCMの実施について
Matsuo Kanaバイオベンチャー 経理部長
KAMがいつから適用開始かさっぱりわからないふわっと感が良いですね〜(笑)
お堅い会計士協会がホリエモン絶賛のsimpleshowとコラボというのには少し驚きました。会計士協会の会員費値上げの使い道として妥当かどうか、ぜひ会員の皆さんのお声を聞いてみたいものです。
ちなみに、KAMは2021/3期から適用開始、2020/3期から早期適用可となりますが、それよりさらに1年早い2019/3期に三菱ケミカルホールディングスが「KAMに相当する事項」を受領して話題になっています。
ご興味のある方はこちらからどうぞ~
https://www.mitsubishichem-hd.co.jp/information/00830.html
スマートニュース、「ユニコーン」に 国内3社目
Matsuo Kanaバイオベンチャー 経理部長
昨年10月の日経の調査では、スマートニュースの推定時価総額は5位(561億円)となっていました。
1年も経たずして、倍になったんですね。
次の産業界の主役は?NEXTユニコーン調査
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/next-unicorn/#/list
このデータで6位(506億円)のSansanは今年6月に上場し、現在の時価総額は約1800億円。
IPOではなく非上場のまま増資を選択していれば、ユニコーン入りしていた可能性が高く、そう考えると非上場企業の表面上の時価総額にこだわって「ユニコーンの数」を競う必要はあるのかな?という気もします。
現場を衰退させる形式主義(大機小機)
Matsuo Kanaバイオベンチャー 経理部長
言うのは簡単なんですけどね〜
「形式主義」よりも「実質主義」のほうが第三者に納得してもらうのが難しいんですよね。(もちろん、行き過ぎた「形式主義」は問題だと理解しています)
たとえば、コンビニの年齢確認ボタン。
「明らかに成人の人にはボタンを押してもらい、疑義のある方には身分証明書の提示を求めています」と企業側が説明したとして、「見た目での確認で漏れが生じないのか?」「漏れていないことはどうやって証明するのか?」のような不毛なやり取りに繋がるのが「実質主義」なんですよね。
内部統制あるある。こういう議論で疲弊したことのある実務家は多いはず。
それにしても、「会計監査六法」のデブ化は半端ないですね。
ページ数が増えただけでなく、紙が薄くなり、サイズがB5→A4に大きくなり、金額もめちゃくちゃ高額(8,300円)になりました。
数年前になりますが、「会計監査六法のページ数が10%増えたので、監査報酬を10%増額させてください」というおもしろ理論で攻めてきた監査法人様がいらっしゃいました(笑)
NORMAL
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