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就活・職場でのパンプスやヒール、強制しないで。「#KuToo」署名活動に反響、厚労省に提出へ
ハフポスト日本版
内藤 忍(独)労働政策研究・研修機構 副主任研究員(労働法)
イベントに呼ばれ、ヒール・パンプス着用の指示について、海外で違法とされている動きと日本法の課題についてお話をし、引用していただきました。 国際的な流れは、女性に対するハイヒールなどの男女別の服装のルール(規定などに明文化されているかは問いません。口頭の指示ももちろん含みます)は、業務上真に必要な理由がない限り、性差別やハラスメントに該当するというものです。 その上で日本の立法(特に、性差別に関する均等法)を見ると、これを明確に違法だとする規定を置いていないという法的な不備があり、立法政策上の課題と言えます。 ただ、現在でも、労働安全衛生法上、労働者の健康や安全の観点から、危険な靴の着用を命じることは違法の可能性があります(ハイヒールがローヒールより危険であることは科学的に実証されています)。 労働者の安全にかかわる問題ですから、労使協議の場や同法が求める社内の安全(衛生)委員会で議論することもできます。 また、ヒールの事故後の対処になりますが、労災の適用にもなります。 仕事上苦痛を感じるときは、会社か労働組合に相談してみることをお勧めします。
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