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ウクライナ、戦時下の財政ファイナンス 中央銀行総裁「苦渋の決断」
朝日新聞デジタル
西村 宏治朝日新聞 記者(在シンガポール)
戦時下にあるウクライナの中央銀行、ウクライナ国立銀行のシェフチェンコ総裁にオンラインでお話を伺いました。 見出しは財政ファイナンスを取っていますが、これに限らず、現金の引き出し制限、外貨の販売禁止など、非常手段を取っていることに何度も「Unfortunately」と繰り返されていたのが、印象的でした。 戦時に経済をどう運営するのかは難しい課題ですが、私が西部リビウでの取材で感じたのは、金融環境の安定ぶりでした。それが、総裁へのインタビューのきっかけになっています。 総裁も語られていますが、銀行に現金を下ろしに走るいわゆるDeposit Runは、ほとんど起きなかったようです。 その理由のひとつとして総裁が挙げたのが、キャッシュレス決済の浸透。キャッシュレスでものが買える、サービスが受けられるという信用があれば、消費者は現金を引き出しに走る必要はありません。 コロナでも金融包摂の側面から注目されたフィンテックですが、確実に世界を変えていっているように感じました。 (「口座ないが携帯はある 貧困層に支援金、3週間で届けた」https://digital.asahi.com/articles/ASP3X764QNCWUHBI025.html ) 限られた時間ではありましたが、いろいろと考えさせられるインタビューでした。お忙しい中、時間を割いてくださった総裁には心より感謝を申し上げたいと思います。 途中から有料ではありますが、その他の記事も含めて、ぜひお読みいただければ幸いです。
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