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東芝の「決算」を監査法人が最後まで認めなかった理由
文春オンライン
Ishikawa Yoshio取締役
監査の基本、Evidenceの無いものに監査意見は出せない。 今も現場はEvidence集めに走り回っていることでしょう。 しかも、本来引継いだだけの期間の詳細内容が必要な事項についてのEvidenceは、当時関係してない分、掘り起こしも中々進まないでしょう。 いつも現場は大変だ・・・。 ややこしそうですね。 PwCが監査を担当することになって引継いだのは2016年4月1日以降、 今回が初の監査対象決算期。今回の減損対象のM&Aは2015年位の時期、その際の監査人はEY。米国内もEY。実は米国原子力事業の監査人は今もEY。 一方、東芝監査委員会委員長佐藤さんはDeloitte系 (2015年米原子力事業のDue Diligence/DDは本来非開示事項ながら、Deloitteのご様子)。 WH,S&WについてはPwCも2016以前に遡って今も再検しているようですから、現場は火を噴きながら対応に走り回っていることでしょう。 いつもながら、現場は大変だ・・・。 時間差のある事項の減損、特に監査人の変更がその期間中で起ると、作業効率も通常以上に悪化する。地道な作業の積み重ねだけが事実、Evidenceを掴む基になりますね。 頑張れ現場。 PwCは監査チームが一番厳しい監査をする面子勢揃いですから、一歩も引かないでしょうね。元々キッツい突っ込みで有名な皆さんです。 カネボウのネタを捻り出してる方も居られるようですが、残念ながら当該事案関連の皆さんはPwCには残ってないですね。当時の某法人消滅の際の分散移籍で、PwCには旧PWか旧国際部のみ残り、国内系の皆さんは殆ど他の大手法人に大量移籍されているのは皆さん周知の通りです。 しかも、もう10年以上昔の話。 上層部の世代交代が2世代位しちゃってるPwCではもう知っている人も少ないでしょう。
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