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僕らが「銀行」を使う理由は、まだ残されているのか?
M G金融
銀行のこれまでのビジネスモデルが限界に近いのは同意だし、支店やATM、従業員などのレガシーを上手く処理して行かないという意味で決してバラ色の未来ではないと思うのだが、このスポーツ新聞みたいなタイトルの釣りはやめてほしい。個別の特集は多岐にわたって面白そうなので、「変化する金融」でも凡庸なんでもいいから内容に沿った、かつ前向きなタイトルの方が読む気するけどな。。
ちょっと前の新聞広告同様、煽りが過ぎる。
本特集のタイトルとユーザーベースの下記プレスリリースが対比されたどこかのツイートが刺さったねw
https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/azql70/
ソフトバンクCDS急上昇、子会社上場前進は国内債にネガティブ
M G金融
プレスリリースを読む限りだと、本変更の恐ろしいところは当該変更の同意手数料1%は積極的に同意した社債ホルダーのみに支払われるようになっているところ。そして社債の条件変更は50%以上のホルダーが合意すると全体が変更されてしまうようなので、社債保有者は保証が外れることによるクレジット悪化が1%のフィーで割りに合うか、という判断に加え、他の投資家がどういう反応をするかまで読まないといけない。今回8割強のホルダーが同意したということだが、逆にいうと2割弱の投資家は1%のフィーも受け取れず、一方的に保証だけ外れてしまっていることになる。もちろん発行体からするとそのような条項により、同意が取れる可能性が高くなり、かつ実際のコストもセーブできる。
市場のボラティリティもありクレジット市場全体がワイドニングしてるようなので、ソフトバンクのワイドニング分のうちどれだけが当該変更によるものかは議論の余地はあると思うが。
https://www.softbank.jp/en/corp/news/press/sb/2018/20180307_01/
ゴールドマンサックス、「ビットコインはゴールドに似た新たな安全資産のような役割を果たす。」
M G金融
GSとJPMは金融危機を無傷に近い形で(少なくとも相対的には)乗り切った数少ない金融機関だが、未知のリスクに対するアプローチは全く違う。GSは金融危機の震源となったサブプライムおよびその二次証券化商品であるABS CDOのビジネスを行いながらも危機の兆候が出ると早々にポジションを投げ、さらにはショートポジションまで作って相場観によって乗り切った。一方でJPMは巨大なバランスシートにもかかわらず、サブプライムのエクスポージャーは少なく、ABS CDOに至っては殆ど手を出していなかった。商品トレーディングのJアロン出身者が上層部に多くボラティリティをトレーディングで乗り切るスタイルのGSに対し、JPMは君子危うきに近寄らずのスタイル。どちらが正しいではなく、不確実な将来に対するアプローチの違い。ちなみにシティやらメリルやらUBSは危機の兆候が出てからもABS CDOのスーパーシニアのポジションを積み上げ、数兆単位の損を計上。バフェットの言う、波が引いた時に誰が水着を着ているかわかる、という言葉があれほど実感できたときはなかった。
そんなGSだが、危機前の原油100ドルくらいの時にこのまま200まで行く、みたいなポジショントーク満載のリサーチ出してた(でもその後別に原油ポジションで大損出したわけではない)ので、トレーディングが上手いということと、リサーチの信頼性という意味ではまた別。
NORMAL
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