日本企業はシニアの「働きたい気持ち」とすれ違っている?最新調査で見えてきたもの
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「5年以内に仕事探しをした人」の方が、今の仕事に満足していない率が1.5倍多い、というのは感覚的には少ない感じがします。
この記事では書かれてないですが、定年前に「仕事を探した」だけで転職していない人も含まれているとすると、
「今の仕事」に対しては満足している人が多いのかもしれません。
檜山先生の研究などによれば、高齢者の働き口としては、これまでのキャリアを生かせるハイクラスの仕事(顧問、アドバイザー等)と、
単純労働(シルバーセンターなど)に二極化しているということなので、職種別に見ないと何ともいえませんが、
約2/3の採用担当者がシニアの採用活動を行っている、というのは、ミドルクラスの仕事でもシニア採用が増えてきている
大きな変化が起き始めているかもしれません。
一方で、シニア側の、『具体的な自身の活かせる・活かしたいと思う経験・スキルについては「自分の意見を持っている(38.3%)」が最も多く、
次いで「若手や後進の教育・指導ができる(31.0%)」』というのは、採用したら老害をまき散らしそうで、リスクとしか映らなそう。
この辺りは、ミドルエイジの再就職でも課題となっていますが、求職者側の意識変化が必要になりそうなように思います。
いずれにせよ、働き続けることは、経済的自由という面だけでなく、生きがいや老化防止などの面でも価値があることですので、
これまで以上にシニア層も働き続けられる社会になってほしいところです。