NY株4日続伸176ドル高 FRBの早期利下げ期待で
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きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸。
先週の米雇用統計を受けた流れが続いています。
米雇用統計は、FRBにとって歓迎すべき兆候を示しており、非農業部門雇用者数(NFP)が予想を大きく下回ったほか、特に賃金の伸び鈍化が続いていることは心強い内容。
米雇用統計発表後で反応は鈍かったが、ISM非製造業景気指数が判断基準の50を下回り、2022年以来の縮小圏に低下していました。
サービス業の減速が示唆されており、米雇用統計でも特にレジャー・接客部門の就業者数が4月は5000人増に留まっていました。
米企業の1-3月期決算でもマクドナルド<MCD>やスターバックス<SBUX>のような企業は春以降、米消費者の財布の紐が固くなっていることに揃って言及しています。
FRBが特に懸念していたサービス業のインフレが今後、落ち着いて来るのではとの期待感もあり、短期金融市場ではFRBが秋以降利上げを開始し、年内2回の利下げでコンセンサスを形成しようとしている状況。
米大手証券からは、環境がそろえば、7月利下げ開始の可能性もあるとの指摘も出ており、その意味では来週の米インフレ指標は、かなり重要なポイントとなりそうです。
1-3月期の決算はピークを過ぎたものの、投資家は火曜日のディズニー<DIS>を含め、今週発表される主要企業の決算に注目しています。
1-3月期決算は利益に助けられ、企業業績は回復。
全体的な業績の底堅さにより、株式の下値は限定的そうです。
アップル<AAPL>が3日ぶりに反落。
バフェット氏率いるバークシャー<BRK.B>が同社株を一部売却していたことが明らかとなっています。
金利も原油価格もVIXも落ち着いており、中立近いFEAR継続です。
米株市場は慎重さ保ちつつ、基本上に行きたがっており日本株もプラス基調です。