【直言】超円安時代に「自分のカネ」はどこに置く?
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清原氏の冒頭がとても印象的。
『私は為替を正しく予想できるわけではありませんが、ここまで急激な円安になると、次の動きとしては「円高」に振れる確率の方が高いのではないでしょうか。少なくとも、さらに大幅に円安になる可能性はとても低いと思います。』
正しく予想できない、というところから入っている。一方で、その後の確率としての話をされている。
理解をしていなければ、そもそも予想できない。でも理解は「色々な理解」があるし、また予想も「確率的な予想」。
だから未来のことに関して「絶対」とか「正しい」と言い切れることはほとんどないと思っているし、言い切っている人は基本的に一旦引いて見たほうが良いくらいに思っている。
またこれは「高くもなるし安くもなる」とも違い、スタンスを取っている。
どれだけ選択肢を絞れるか、絞った選択肢でより確からしいものを選べるか。ただ常に間違える可能性も頭の片隅に入れて、間違えていても大やけどしないようにする(修正して気づける、メインシナリオじゃなかったときのヘッジを入れる)。
注目のコメント
本編と直接関係ないですが、清原さんの著書は面白いので必読だと思います。
ファンドは全て換金して精算した事と、後継者がいないために隠す必要がない、との事でぶっちゃけまくっています。
ここまで成果を出したファンドマネージャーがポジショントークなしにあらゆる手法を語りまくるのは痛快です。
PER,PBRと言った当たり前の指標をプロはどのように使っているのか?めちゃくちゃ具体的に語ってくれています。これだけでも知りたくなりますよね取材協力いたしました。少しだけ補足を…
実は、日本の投資家は、2011~2015年頃にも50円程度の円安進行を経験しています。ただ、当時は旧NISAが始まったばかりの時期で、インデックスファンドの積立もまだ一般的ではなく、主流だった「先進国株式インデックスファンド」が爆発的に売れることもありませんでした。
ここ数年の円安による「追い風参考記録」は多くの投資家にとって初めての経験のはず。だからこそ、特定の資産に肩入れするのではなく、今一度、冷静にマーケット全体を見渡すクセを付けることが重要と思います。仰る通りだと感じる内容が殆どでしたが、130円や140円の時にも「ここから円安リスクを取るべきではない」という意見は支配的でしたので、構造変化の過渡期ではそういうこともある、という心構えも必要かと思います。
今が仮にデフレからインフレへの切り替わりなら通貨価値がガラッと変わるのは理論的と言えるのも事実です。