オルカン運用部隊の1日 コスト圧縮へあの手この手 追跡オルカン(上) - 日本経済新聞
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パッシブの執行の具体部分について、分かりやすく説明がある。
指数との乖離を抑えることと、一方で毎回全銘柄を買うのだとコストがかかることとか、配当の権利確定と入金までの間の乖離を抑えるための先物の利用などはポイント。
乖離を抑えることと取引量が多い(取引量が多いタイミングで一気に買うことで乖離自体も抑えやすい)ゆえに引け値取引で大部分の執行をするが、そこでの課題も出てきている。
最後の10分間が左右する株式相場の行方、パッシブ運用拡大で鮮明に(2024/4、Bloomberg)
https://newspicks.com/news/9917688
ちなみに、決算期を超えて配当権利が確定した後に、コーポレートイベントで配当が消えると、ここは逆の乖離が生まれる。
過去にBPがメキシコ湾の事故で四半期配当を取り消したときに、イギリス系の指数でその相殺オペレーションが発生したと聞いたことがある。オルカンのように世界を対象としている場合は、個別銘柄の構成比が相当小さいが、ある国で規模・配当が大きい企業でこういった事態が発生すると、色々玉突きが起こる。