OpenAI、フィナンシャル・タイムズと提携 ChatGPTで情報活用
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注目のコメント
これほどまでのChatGPTの浸透を背景に、メディア側の対応としては、恐らく今後二分されていくことになるのだと思います。
一つは、これまで通り、生成AIへのデータ利用を認めない姿勢を貫くこと。もう一つは今回のFTのように積極的な提携を進めることです。
すでに顧客読者を保有し、多くの情報ネットワークを保有する大手メディアであれば、前者のようなスタンスで良いのかもしれません。
一方で、ChatGPTが検索エンジンに代わるプラットホームとして活用されていくことも想像される中、とくに生き残りを迫られるメディアにおいては、新たな情報チャネルとして、OpenAIのような新たなプラットフォーマーとの提携を進めて行くことは有効な手立てだとも思われます。
OpenAIの情報ネットワークがますます広がっていくことを感じます。こうした戦略的提携を日経の子会社であるFTが、OpenAI ととれるのも、ニューヨークタイムズが、無断引用、ハルシネーションなどの実例を示しながら大規模言語学習によっていかに、自社の著作権が侵害されているかをあげ、提訴をした訴訟があるからでしょう。
この訴訟については一度コラムに書いたことがあります。
https://dot.asahi.com/articles/-/215980GPT-5はさらに賢く信頼性が高いという方向に改良されるはずです。FTやAP等のニュースソースとの提携からは、純粋な検索性能でGoogle検索に挑む気配も感じます。