中国GDP5.3%増 不動産不況など成長の重し 24年1~3月期
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2024年の年間目標が5.0%前後、2023年1~3月期が4.5%増(通年は5.2%増)でしたが、今年の目標達成の観点から、1~3月期は4.5~5.0%くらいは最低限必要だと思ってみていました。やはり懸念されるのは不動産不況。1~3月の不動産開発投資は前年同期比9・5%減で、下げ幅は鈍化してきません。CPI(消費者物価指数)1~3月期は前年同期比で横ばいということで、デフレスパイラルを脱却したとは言えないでしょう。
実質5.3%増、名目4.2%増。ということでデフレが厳しい状況にあることを示しています。また、社会消費品小売総額(小売外食売上高)が4.7%増、3月に限っては3.1%増と落ち込んでいることにも注目です。
不動産が低迷していますが、消費全体で見るとさほど悪くはなかったのですが、ここが落ち込み出すと結構しんどいですね。中国国家統計局が16日発表した2024年1~3月期の国内総生産(GDP)は、実質で前年同期比5・3%増。企業生産や輸出などがけん引したとのこと。成長率目標「5%」を上回る水準でした。
中国国家統計局リリースはこちら
https://www.stats.gov.cn/english/PressRelease/202404/t20240416_1954583.html