国民年金の保険料納付「45年間」に延長の効果など試算へ 厚労省の案 5年に1度の「財政検証」
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「国民年金の保険料を納める期間を45年間に延長した場合の効果を試算」 (@@。
20歳から40年間保険料を納め、60歳から20年間年金を受け取って80歳で世を去るのが今の年金設計の大枠です。当初の想定より平均余命が延びたいま、保険料を納める期間を45年に延ばして65歳から22.5年間年金を受け取って、87.5歳で亡くなる想定にすれば、以前通りの年金が理屈の上で受け取れます。そこに立ち塞がるのが少子化で、寿命の延びと年金の支え手の減少が共に揃って急激に進んだ結果、保険料を納める期間を45年に延ばす程度では、今の年金支給額を維持するのは難しそう。
年金保険料を納める期間を延ばせば年金額が増えるかのような説明を見聞きすることがありますが、今問題になっているのは、放っておけば減る年金額をどのように維持するかということです。外国人や低所得者の加入を過大に見積もるなどして支え手を水増しし、現役世代の5割の年金(≒所得代替率50%)を将来に亘って保つ絵が今年の年金財政検証でも描かれるでしょうが、100年安心と甘い夢を見ることはできません。
保険料を納める期間を延ばすこと自体政治的にはかなり難しいでしょうし、さて、どんな検証結果が出て来るか・・・ (・・;ウーン