J.フロント営業利益2.2倍 百貨店の免税売上高が過去最高の721億円
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インバウンド需要が堅調なこともあり百貨店売上は好調です。日本政府観光局によれば、2024年1月の中国人の訪日外客数は2019年同月の55％ほどです。中国景気は力強さに欠ける推移が続いていますので、ここから観光客が戻ってくるかは微妙なところですが、まだまだ伸びしろはあるとも言えます。仮に中国人観光客が戻ってくるようであれば、百貨店の売上はさらなる増加も見込めそうです。
注目のコメント
辛口に総評すると今年はコロナ前を上回るほどインバウンド訪日客が回復している中、円安効果もあって世界で最も安い値付けと言われるハイブランドを揃える百貨店の売り上げが好調なのは当然かもですね。。今後オフラインで大切なのはこうした外的要因にばかり左右されず、日本独自のコンテンツや新しいショッピング体験などに力を入れていく必要がありそうです。その点では渋谷PARCOは頑張っているように思いますね。
結局、百貨店の業績もインバウンドという外需頼みとなっています。
いくら賃上げが進んでも、一方で負担増の報道が目白押しとなれば、日本人の財布のひもは緩まないと思います。2024年2月期連結業績（国際会計基準）は、売上高に相当する総額売上高が前期比15.3%増の1兆1519億円、営業利益が同2.2倍の430億円、純利益に相当する当期利益が同2.1倍の299億円だったとのこと。
【2024年２月期 決算短信〔ＩＦＲＳ〕（連結）】
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120240415570972.pdf
