韓国で「年収1000万円超え」が”爆増”で、「日本を超えた」「日本に勝った」は”本当”か…? 「在日3世」の私が直面した「日本と韓国」の”本当の違い”
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この記事には強烈な既視感、デジャヴュを感じました。
これはつまり、80年代の日本の問題にそっくりではありませんか!?
日本は戦後、高度経済成長期を通じて未曽有の経済成長を実現し、80年代半ばには日本の自動車メーカーや電機メーカーが世界中を輸出で席巻し、アメリカに行ってもヨーロッパに行っても街はSONYやPANASONICやSANYOやSHARPのネオンでケバケバしく照らされ、アメリカの自動車メーカーは経営危機でリストラを断行してクビを切られた失業者が路上駐車の日本車を焼き討ちにし、その直後の急激な円高でドル建てGDPが世界2位、一人当たりドル建てGDPが世界一になり、つまりデータ上は日本は世界一豊かになった。アメリカに勝ったと有頂天になった馬鹿な元作家の政治家と経営者がノーと言える日本などと浮かれた本を出していた。(後にその経営者は賢明にもその本の内容を自省したが、元作家の政治家は死ぬまでその勘違いのままだった)
しかし、その時代の日本経済を主導した世代の子ども世代だった私たちは、日本経済がデータ上世界一だった時代に世界を見て歩き、経済的には日本に負けたはずのアメリカのソフトパワーの豊かさ、ヨーロッパの田舎の生活の穏やかな豊かさに驚いた。そしてパリのルイヴィトンやエルメスの本店に大行列を作っている金だけは持っている日本人の姿を見て、同じ日本人として心底恥ずかしいと思ったことを私は一生忘れない。
その時の私や私の世代が感じた強烈な違和感と、この記事の筆者が書いていることの本質は、まったく同じである。
しかし経済的に没落した今の日本でもまだ、ドル建てGDPがドイツに抜かれた~、日本人の給料が韓国に負けた~、とそういうことばかり騒いでいる人は、相変わらず少なくない。
今、世界中の人が日本の良さに気が付いてくれている。世界の多くの人たちが旅行したい国で日本を一番に挙げ、実際に来て楽しんでいる。今まで円高というバリアで来れなかった世界の人々が、円安を契機に日本に押し寄せている。今こそ日本のソフトパワーを世界の人に体験してもらうチャンスである。フジヤマゲイシャではない今の日本の現代文化。その面白さは世界有数だと世界の人が気が付き始めている。
30年後、40年後には韓国にそういう時代がきっと来ると、この記事の筆者に信じてもらいたいと思います。
注目のコメント
もちろん良い部分は見習えばいい。だが難しいのはその良い部分が悪い部分と表裏一体だった場合だろうと思う。例えば1人あがりのGDPが多いみたいな部分はアメリカ型の資本主義を突き進んだ結果でありそれによって過酷な受験戦争が生まれソウルの不動産価格は上昇し格差が生まれ少子化が際立って進んだのだろうと思う。
残念なことに日本を批判する文脈でGDPを取り出す時にはその裏側には触れられないというところ。
あと選挙では野党が大きく議席を伸ばしたが大統領選挙がある2027年まではそれなりに日韓関係は大丈夫だろうと思う。次の大統領が今の野党系となればネジレのない状態で対日で強行的なことになりそうだけど。