巨額のAI・クラウド支出で外貨流出が止まらない…懸念は日本だけ?世界の実情を調べたらやっぱり
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ずっと言い続けてきたデジタル赤字や第一次所得収支の不還流について、ようやく市民権を得てきた感を覚えます。先般の財務省国際収支分析有識者会議のテーマがそのものずばりであったこともその証左と感じます。
しかし、まだデジタル赤字の国際比較は分析が進んでいないエリアであり、これは統計上の制約もあって難渋する部分もあるからと察します。結論は本文をご参照頂きたいですが、「デジタル赤字は日本だけではないが、日本は特に大きい」という話になります。
また、サービス収支全体で見ても日本はOECD最大の赤字です。意外に知られていない事実だと思います。金利差だけで円安は説明できない、という主張は2年前、殆ど聞いて貰えない扱いを受けましたが、結局需給の重要性にスポットライトは当たりつつあるように思います。
注目のコメント
筆者の見方に同意するとともに、目下のテーマである省人化(デジタル化)は、この傾向をさらに助長する方向にあると思われます。
化石燃料によって富が流出していた状況から、脱炭素が進んだとしても、化石燃料がデジタルに置き換わるだけです。
化石燃料は国に存在しないので、打ち手も限定的でしたが、本件は技術やサービスの開発次第で何とかなる領域であり、対策は急務です。前記事に続いてとても興味深い内容。
現状がこのような形なので今後起こるのは、
①しばらく購買力があるうちは色んなサービスが更に売り込まれます(AWS一極集中は危ないですよ!分散させましょう!)
②国際的なデファクト作りからは締め出される
③独自規制を作ろうとすると供給がストップして身動きがとれなくなる
結局のところ①のうちにAmazonやGoogleを徹底的にエコ贔屓して税制優遇して本社機能の一部をもってきてもらうとかしないといけないのかもしれません(油田がないなら油田にこっちに来てもらう作戦)