眼鏡レンズ供給遅れ長期化へ 東海光学、ニコンに注文殺到
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先日メガネを3つほどレンズ交換に出した矢先にこれでした。暫く待たないと仕方がないなと諦めてましたがなぜか昨日1つだけ出来上がってきました。とりあえず助かりましたが何故1つだけいけたのか担当の方も首を傾げてました。
注目のコメント
見出しや図、本文の表現が分かりにくいので、解説。
起こった事象としては下記だと思う。
①HOYAがクラッカーに侵入されてシステム障害が発生(3月30日)
https://ssl4.eir-parts.net/doc/7741/tdnet/2418410/00.pdf
②セイコー・オプティカル・プロダクツは、HOYAとセイコーのJV。HOYAが作ったガラス・プラをもとにレンズを加工・製造して眼鏡チェーンに販売する工程を担っている部分があるはずで、①の影響を受けて出荷停止。
https://www.seiko-opt.co.jp/company/
③眼鏡チェーンは複数社購買をしていると思われ、他のレンズ大手である東海光学やニコン・エシロールに注文が集中。
ここからは推測だが、おそらく最初は稼働に余裕があったり在庫が一定あったのだと思い、その注文を受けていた。もしくはこれら2社も一部の材料・部品をHOYAやセイコー・オプティカルに依存していた(競合間でも原材料や一部部品で商流があることは、様々な産業であること)。
「納期遅延」というのが、すでに受けた注文の遅延か、それか今受けている注文の通常納期と比較して遅延している(普段より時間がかかる)かのどちらかかは文章を読んでも分からない。前者だとすれば、異常事態ゆえに、その注文を受けるかの個別の判断権限量と、それを集約したときの実際の物量がマッチせず「注文は受けたが遅れる」という状態が発生していたのだと思う。後者であれば、在庫や稼働が限界にきたので、普段は受注残と出荷がバランスする状態でも、今は受注残が積み上がり、後で受注したものは納入まで時間がかかるという状態。
いずれにしても、HOYAが回復するまで、もしくは他国から材料・部品の緊急融通とかをしないかぎり(たしか韓国とかも同様のビジネスモデルがあった記憶)は、どんどん店頭の半完成品在庫も減っていき、モデルによって違いはあれど、全般の品不足が悪化していくフェーズにあるということ。今回システム障害を起こしたHOYAやセイコーオプティカルプロダクツが完全復活したとしても、シェアは二度と元のレベルには戻らないだろう。
発注元は当然、サプライチェーンリスク対応やBCP強化の観点から、さらなる分散化を検討することになるだろう。メガネユーザーの私にとっては敏感になりそうな話です。
HOYAのシステム障害でHOYA自体に影響が出るのは分かりますが、図を見るとセイコーオプティカルプロダクツも同じくダウンしているのでしょうか?
同じシステムを使っているのでしょうかね。
私のメガネのレンズがガリガリに傷だらけになってしまっていて替えようかどうか考えているところにこれは厳しい。