実質賃金マイナス過去最長 23カ月連続、2月1.3%減
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昨年の春闘賃上げ率は3.6%と30年ぶりの賃上げ率となりましたが、名目賃金上昇率は前年比+1.2%にとどまりました。
背景には、そもそも春闘交渉に関係ない中小企業も多数存在することや、賃金水準の低いパートタイム労働者比率の上昇、労働時間規制強化に伴う所定外給与の伸びの低さがあります。
このため、今年の賃上げ率は5%を超えそうですが、一方で24年問題等さらに労働時間規制が強化されること等もあり、名目賃金が安定的に2%を超えるかは微妙だと思います。
一方で、足元で円安・原油高がぶり返していること等からインフレが上振れする可能性もありますので、実質賃金が今年プラスに転じるかは微妙でしょう。