「EVは終わった」「ハイブリッドのひとり勝ち」という誤解…ニューヨーク在住記者が見た「アメリカEVの現実」
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アメリカの郊外だと家族の人数だけ車を持つ家も珍しくありません。(なにせ広いし公共交通機関の少ない国なので)
ガソリン車とEV車のどっちも持ってる家庭もよく見かけます。長距離ドライブはガソリンスタンドが街道沿いに沢山あって給油が便利なガソリン車で、子供の送迎や短距離の移動はEVで、などというようにうまく用途で使い分けています。
交通インフラとして、うまく住み分けするんじゃないかなあと思います。
注目のコメント
何度もコメントしていますが、世間の論調は極端に振れ過ぎますよね。
昨年前半まではEV一辺倒、昨年末あたりからEV懐疑論が増えてきて、今はEVダメダメ論が加速しています。
EVには当初から3重苦(価格、航続距離、充電環境)があった。それ故に2000年代の自動車業界では「EVは近距離用途に限定されるだろう」という意見が多かった。それを打破したのは既存メーカーではなく新興勢力(テスラと中国メーカー、特にBYD)だった。
しかし、依然として多くのユーザーにとってはガソリン車の方が数倍便利なので、EVはイノベーター理論の「キャズム」に入っている。
また、既存メーカーのEVがテスラやBYDになかなか追いついてこないので、各国政府もEV推進政策を推し進められなくなっているという面もあるだろう。
一方、「EV対ハイブリッド車」という構図もおかしい。ハイブリッド車は所詮は「燃費が約3~4割程度良いガソリン車」にすぎない。今後もハイブリッド車を売り続けるのであればカーボンニュートラルの旗を降ろさなければいけません。
私はEVの3重苦は徐々に解消されていくとは思うが、EVには(単にガソリン車の置き換えと言うだけではなく)独自の潜在能力があるはずだ。しかし現在販売されているEVには「ガスコンロがIHコンロになった程度」の魅力しか感じられない。その壁を破る企業が出てきてほしい。それが日本メーカーであればなお良い。