【養老孟司】日本人に伝えたい「未来予測」より大事なこと
コメント
選択しているユーザー
この記事は、マインドフルネスに通じるものがありますね。
「居心地のよさ」を感じるには、「今」に注意を向ける力が必要になります。現代は、SNSやネットニュース、Youtubeといった情報が過剰に溢れた環境になっており、頭の中はその情報でいっぱいになっている。そして、多くの人はその情報の波に注意を向けてしまっているために、居心地の良さを感じ取れていないのではと思う。それが、漠然とした不安を頭の中で感じ取っているのではと思う。
私は、マインドフルネス瞑想に10年以上前に出会っていますが、あらためて「今」に注意を向ける大切さをこの記事を通して実感しました。人生の中においては、今後とも迷いや不安を感じることはあるが、そういうときこそ、立ち止まって今を感じ取り、「居心地の良さ」を感じ取れたら良いと思う。
注目のコメント
これもまたよくある日本人限定論だが、間違ってはいないが主語を韓国人に替えても、シンガポール人でも中国人ですらもほとんど変わらない。つまり過密都市はアジアのほとんどの国に共通している。逆に欧州には摩天楼はほとんどないし、アメリカだってNYなどごく一部の都心を除けば低層ビルばかりだ。
地震も確かに読めないがしょっちゅう戦争のある一部のヨーロッパや中東の人々や、生まれてこの方政府に理不尽な扱いばかり受けている国の人々のほうがよほど未来は読めないのではなかろうか。すばらしいインタビューですね。
唯一確実な未来は大地震であり、その後、どのような社会を作るのかを誰も真剣に考えていない、とさらっと指摘する養老先生、さすがの知性の高さを感じさせます。
経済至上主義に毒されて生きづらさが常態になっている今の都市社会、ほんと、つける薬はなく、大地震くらいの破壊がないと再生しないのかもしれませんね。その意味では、養老先生の「地震が希望」という言葉、過激だけれど共感します。
地震後の社会を想像すれば、食料の自給自足と都市機能の分散を今から設計しておく必要があることは自明ですね。
「居心地よく感じている人が他人に対してアグレッシブになることはない」。至言ですね。世界平和のために小さな一人ができる、根本的でシンプルなこと。確か紅茶の実験で、自分の感じる通りに選ぶと素人も専門家並みなのに対して、理由をつけろと言われると全くダメになるというものがありました。ビジネススクールでは感性や直感は教えきれませんが、とても大切と考えています。