【養老孟司】日本人に伝えたい「未来予測」より大事なこと
コメント
選択しているユーザー
「この世にあるものに意味を求めてはいけない」
そうだろうか?
意味があると思わないと苦しい命だってあると思う。
虫はどの虫も次の世代に命を繋ぐために、必死に生きている。そして短い寿命を終え、死んでいく。
大きな命のうねりの中で大切な役割を担っている。
障がい者だって、生命が多様化する上でのトライで、世界中の人が死ぬ病に唯一免疫を持つかもしれないし、多様化を否定するのは、生命の可能性を狭くする。
その辺の石の役割は…私には想像できないが、どんな無意味に見えるものでも、必ず意味はあるのではないだろうか。
生命はあらゆる手段で種を増やし、今まで見た事の無い世界にどんどん進出していく。
それを素晴らしいと思うのであれば、きっと世界に無意味なものなんてない。
養老先生の意見も、多様化の一つ。
注目のコメント
これもまたよくある日本人限定論だが、間違ってはいないが主語を韓国人に替えても、シンガポール人でも中国人ですらもほとんど変わらない。つまり過密都市はアジアのほとんどの国に共通している。逆に欧州には摩天楼はほとんどないし、アメリカだってNYなどごく一部の都心を除けば低層ビルばかりだ。
地震も確かに読めないがしょっちゅう戦争のある一部のヨーロッパや中東の人々や、生まれてこの方政府に理不尽な扱いばかり受けている国の人々のほうがよほど未来は読めないのではなかろうか。すばらしいインタビューですね。
唯一確実な未来は大地震であり、その後、どのような社会を作るのかを誰も真剣に考えていない、とさらっと指摘する養老先生、さすがの知性の高さを感じさせます。
経済至上主義に毒されて生きづらさが常態になっている今の都市社会、ほんと、つける薬はなく、大地震くらいの破壊がないと再生しないのかもしれませんね。その意味では、養老先生の「地震が希望」という言葉、過激だけれど共感します。
地震後の社会を想像すれば、食料の自給自足と都市機能の分散を今から設計しておく必要があることは自明ですね。
「居心地よく感じている人が他人に対してアグレッシブになることはない」。至言ですね。世界平和のために小さな一人ができる、根本的でシンプルなこと。確か紅茶の実験で、自分の感じる通りに選ぶと素人も専門家並みなのに対して、理由をつけろと言われると全くダメになるというものがありました。ビジネススクールでは感性や直感は教えきれませんが、とても大切と考えています。