失業率2.6%、7カ月ぶり悪化 2月、有効求人倍率は1.26倍
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注目のコメント
ヘッドラインの数字とは裏腹に、マクロで見た3月の雇用環境は改善と言えそうです。
というのも、労働力調査の内訳を季節調整値で見ると、失業者は前月から+12万人増えてますが、就業者も+22万人増えているからです。
背景には、非労働力人口が▲24万人も減っていることがあり、これは労働参加率の上昇に伴う良い失業率の上昇と言えるでしょう。
とはいえ、部分的には非自発的離職者が+8万人増えていることは心配です。
ここ元の倒産件数の増加が影響している可能性があるでしょう。失業率はほぼ横ばいで均衡状態に見えますが、就業者数は堅調に増加しています。これは、人口が減少しているのに、労働参加率が上昇して、労働力人口が増えていることが背景。労働参加率の上昇が限界に達したとき、賃金上昇圧力がさらに強まることになりそうです。
こういうニュースに関しては総務省の元データを見て、専門家のコメントを読む。(僕にとって)共同通信はもはや『総務省が発表した』と教えてくれるリマインダー係みたいな状態。できれば元データにリスペクトしてリンクして欲しい。