リンガーハットのAI導入事例で考える「日本企業のDXの乗り越え方」
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注目のコメント
> 日本で「成果が出ている」と答えた企業の割合は2022年度調査で58.0%であり、米国の89.0%と比較して30ポイント以上の差
AIを入れる前に、データや業務のDXは必要不可欠です。米国と比べて成果を感じられない日本企業には、DXを旗揚げ役となる人材不足、横断的連携を可能にする風通しの良い文化が妨げとして存在しています。
本記事のように、特定のビジネス課題が発端となると比較的推進はしやすく、課題解決に繋がっていれば横展開もしやすい。AIやDXというワードに流されず、現場の話を取り入れた実践的な取り組みです。部門間の風通しが良いことがなぜDXにつながるのだ?と感じる方も多いですが、DXは変革が重要で、変革は誰もが行うものです。
誰もが行うにも関わらずデジタル部門や企画部門が進めて現場が置き去りになってしまっては成功しないですし、現場も個別にデジタルを導入しても効果は限定的です。
それ以上に「変革」することに全社で納得しなければ単なるIT導入しかできず、DXにはなりません。
アプリを入れて使われない。なんて例が数多くある中、リンガーハットの例は参考になるかもしれません。
ただ、「同じアプリを入れて効果を出そう」ではDXしませんのでご注意ください。
DXは会社ごと、現場ごとに違います。需要予測AIに基づく自動発注は利益最大化が主目的ですが、フードロス削減でもあります。
カーボンニュートラル実現にはAIが不可欠と、先日どこかのCEOが語っていました。まさにその実例ですね。