【悩み相談】組織開発のプロに聞く、「不確実性に負けないチーム」のつくり方
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レクターCEOの広木大地氏は、記事でこのように語っています。
『(組織開発のネックとなる)不確実性の発生源は、大きく2つあると考えています。それが「未来」と「他人」です』と。
「未来」予知は変数が多くて難しいとしても、「他人」とのコミュニケーションは技術による革新が可能です。
コミュニケーションの齟齬は、「通信不確実性」と名づけられています。それを極小にできるような組織作りにおいては、組織設計と導入するツールが鍵となるでしょう。
ここでこれからツールの主役となるのは、やはり生成AIプロダクトです。
生成AIは、組織開発において重要な役割を果たす可能性を秘めています。
例えば、従業員同士の円滑なコミュニケーションを支援するチャットボットや、複雑な概念をわかりやすく説明するプレゼンテーションを自動生成するツールなどはすでに多くの企業に取り入れられ、業務効率化を牽引しています。
AIを活用することで、組織内の情報共有や知識の伝達が促進されます。
また、生成AIは、組織開発におけるシミュレーションやモデリングにも活用できます。組織の構造やプロセスをシミュレーションすることで、さまざまなシナリオをテストし、より効率的な構造やプロセスを設計することが可能になります。
さらに、生成AIは、従業員のスキル開発やキャリアパス計画にも貢献できます。個々の従業員のスキルや志向性に基づいて、パーソナライズされた学習コンテンツやキャリアパスを提案することで、従業員の成長と組織の目標を調和させることができます。
極論を言えば、「組織開発」は有史以前から人類が取り組んできたアナログな営みです。
実態としては、この数千年の間でも市井の隅々まで革新を果たすことは出来なかったジャンルでしょう。
しかし、生成AIの登場と普及により、パラダイムシフトと言える大きな革新が訪れつつあります。この余波は、フットワークの軽いスタートアップの中小企業からボトムアップで大企業にも進んでいくものかもしれません。
本当に選ぶべきツールを見極め、ビジネスを飛躍させていきたいですね。
注目のコメント
『エンジニアリング組織論への招待』著者である広木大地さんへのリアル相談企画をお届けします。
事業の急成長に伴い、リーダーは組織にまつわるさまざまな問題に頭を抱えるものですが、インヴェンティット社のエンジニア組織を率いる2人のリーダーも組織づくりにおけるさまざまな悩みを抱えていました。世の中が変化するスピードも日々加速するなか、先が見通せない不安を乗り越え、変化に適応し続ける組織に変わるためには何が必要なのか。
当日の相談内容も多岐にわたりましたが、なかでも今回は「組織体制」「権限委譲」「人材育成」の3つのトピックに分けてお届けします。エンジニア組織の話題に閉じない3人の対話から、不確実性と向き合うために必要な思考法のヒントを感じていただけるとうれしいです。お悩み相談自体をコンテンツにしたい!というインヴェンティットさんの粋な自己開示が読める大変面白い記事になっています。透明性と自己開示ができることが良い組織の一歩なので本当に素晴らしいことです!
インヴェンティットは、プラットフォームソフトウェアの提供者ですが、昨今のエンドユーザー層や利用シーンの解像度の高まりを受け、サービス力の強化と共に新たなサービスの創出を目指しています。
そんな中、エンジニアリング視点での広木大地さんの著作の(特に副題)「エンジニアリング組織論~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング」は、とても感銘を受けました。
企業や事業や成長には、不確実性の逓減と再現性の向上が重要なファクターのひとつです。その為には、広木さんが表現される「失敗は最大の福利厚生である」の環境やステップがあると理解しました。
今回の対談を通じて我々の課題を詳らかにすることで、そこに参画してくれるメンバーを募る。
そのメンバーに成長の「福利厚生」環境を提供し、活躍してくれることで、更なる企業成長へ繋げる。
広木大地さんとの対談の場、そしてアドバイスを最大限有益なものにしていきたいと思います。