スノーピークが「失敗」した“一本足経営”。急成長リスクはこのデータに表れていた
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あまり理解されていない部分があるので、一般にはわかりにくいかもしれませんが、、
コロナ明け後のアウトドアマーケットの状況はかなり厳しいものがあり、このスノーピークの一件も経緯はどうなるんだろうと思って注視していましたが、資本を入れ替えて再起を図るところまで行ってしまいました。
業界全体で見ますと、コロナ禍の最中に特需的な恩恵を受けたところほどその後の落ち込みが激しく、またコロナ禍の最中、これがバブルなのかそれとも今後のトレンドなのかが誰もが判断できていなかったというのが実情です。
このことはアウトドア関連大手のグローブライドや、自転車のシマノなどの業績の深刻な低下を見ても明らかで、市場の先読みはかなり難しいものだというのが実感です。常にオーバーシュートしてしまう。
スノーピークの急激な低下は私自身の実感としては、スノーピークブランドの製品群が他のアウトドアブランドと比較して高品質というわけでもなく、デザインとブランドイメージで売っていたという印象が強く、いざニワカファンが離れてしまうと再構築はかなり大変なのでは無いかと。
スノーピーク自身もそのことをよく理解しており資本の入れ替えをしてでもやれることをやらなければならないという判断に至ったということでは無いかと。
それほどアウトドア全般を取り巻く環境は厳しく、レジャー産業の難しさがよくわかる事態なのではと思っています。
注目のコメント
ニュースの記事誰が書いてるんや?ってまず見るんですけど、なんと私が新卒ゴールドマンの頃、クレジットの基礎を教えてくれた先輩、三浦さん〜。
なので最後まで読みました。
基本書いてることに不足も異論もありませんが、あえて私のメガネを通して感じることを追加すると、これで一本足打法が必ずしも悪ではないのと、鬼成長って一つ集中投資するからこそ生まれるわけで、スタートアップはここから学ぶことたくさんあるけど、間違った解釈はしないでねといいたいです。
とことん成長させていく、限界まで走り切る一方で、成長が鈍化する前に次の施策をうてるかは経営の目利きであり、それには目先の数字に浮かれず、常に未来に失望されないように準備しなきゃと創業者がどこまでシリアスに危機感を感じてるか。
これはスタートアップであれ、成熟企業であれ、企業の強さってのは、テールリスクをどこまで想定して計画立ててるかが大切です。
あとは、上場してる以上、市場との対話もっと上手くやるべきです。ソフトランディングの対話の仕方は、中央銀行に学ぶところ多し。ブランドに対する消費者のイメージはそれほど悪くないのではないかなあ。経営層の手当てが問題だったのだろう。モンベルの成長過程と比べてみるとどうなのか。ただ、この手の会社は創業者のいい意味でのわがままを突き通してほしい。個性が鍵なので。
であればどうするのが良かったか、というのが難しいですよね。規模拡大のスピードを緩めるべきだった、ということなんだろうと思うものの。MBO後にまた日本のキャンプ文化を一段進化させるような提案が生まれることに期待です。
日常の中にキャンプ的な要素が入って来れる余地は結構あるのでは。