プーチン氏、テロ巡りイスラム過激派に初めて言及-なお背後関係示唆
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このところクリミア半島で揚陸艦2隻を破壊されたりロシア領内で精油所をドローン攻撃されたり、いいところのないプーチンですが、国内世論の弾圧にかまけてテロ対策に手が回らない中での今回のテロです。何がなんでもウクライナと西側諸国のせいにして、陰謀論好きなロシア国民の目を逸らしたいのでしょう。
注目のコメント
プーチン大統領の演説は、
「ネオ・ナチのウクライナ政府はついにイスラーム過激派と手を組み、民間人を虐殺するテロリストに成り下がった。そして、その背後には米国の指示がある。」というものです。
https://twitter.com/vtchakarova/status/1772367447057731881
ウクライナ政府の邪悪さが際立つ内容になっています。
事実なら、ですが。
今月半ばから、ウクライナ軍の情報部が指揮した、
・ドローンによるロシア各地の製油所破壊
・ウクライナに加勢したロシア人やチェチェン人によるロシア領への進入攻撃
といった作戦が相次いでいて、モスクワでの襲撃も、この一環である、と位置づけられています。
プーチン大統領の演説は荒唐無稽ですが、陰謀論を受け入れる層(ロシア国民の過半数はこれです)というのは、壮大で荒唐無稽なストーリーであるほど納得しやすいので、ロシア国内向けの煽動としては十分有効です。法治国家では法の下、公民は制御される。法治国家間となると何でもありになってしまう。プーチンとしては国内向けにウクライナの関与を示唆して、戦争の正当性をアピールするつもりだろうが、2月にはテロの可能性が海外機関より提供されていた事を、国内向けにどう説明するのだろうか。まぁ、彼にとってはそんな事どうにでもなるのだろうが。
この問題をNewsPicksが取り扱わないのは如何なものか。カントリーリスクに関連するので、経済的な観点でも、もっとピックアップすべきでは?