新テーマパーク「イマーシブ・フォート東京」ってそんなにすごいの? 1万円でも高くないと感じた「没入体験」に迫る
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エンタメの作り手目線でコメントします。
まず没入感を狙うのはめちゃくちゃ良いんですよね。小説でも特有の没入感がありますが、あれは中毒性もありますし、満足度が段違いに跳ね上がります。
が、没入感をどう作るか、においてはとても難しいものがありまして。
まず、没入感を作るのに大事なのは、いかに没入感を阻害しない作り方ができるかです。
小説で言えば、どれだけ良いストーリーでも誤字や脱字があればその瞬間に冷めます。
これをテーマパークに置き換えると、それこそ入場から退場までの動線など、細かなところに阻害要因を作らないことが重要ですし、他の参加者などの温度を下げないようにしないといけません。
没入感を狙うのはまちがいないです。
しかし、最も大事なのは細部です。
実際のレビューでも、阻害されて冷めた人たちと冷めずに没入できた人で全く感想が違うので、賛否分かれてしまっています。
没入させようとすればするほど、舞台袖が見えてくるわけですね。
注目のコメント
合同取材ツアーに参加した記者さんはすばらしい没入感とほめておられるが、自分で6800円払って一般客として入ってみると別の感想があり得ますよ。
チケット購入に10分ほど手間がかかってもくじけず入ってみると平日なのにアトラクションはみな長蛇の1時間待ちで、目当てのアトラクションは「始まるのは3時間後」と言われ、結局何も体験せず退出した人もここにいますんで。とても気になっていたので実際に行ってきました。
3つのアトラクションではプラス料金が必要になっていてこの中でも一番高い花魁のアトラクションを体験しました。
詳しくは言えませんが花魁は体験が段違いです。他の入園料で体験するアトラクションをレベル10くらいとすると花魁はラスボスのレベル感(レベル50くらい)です。
本当にその時代に迷い込んだくらいの体験でどうしたら良いか解らずにドキドキしてしまいました。楽しいとか楽しくないでは形容ができない唯一無二の体験ができたと感じます。推測でしかないですが、取り壊しの前の一定期間限定の施設と考えると箱の利用の話が先にあったのか、イマーシブシアターをやるのが先にあったのかでいうと、おそらく前者から話が進んでいるような気がしています。
コンテンツづくりができ、採算性も計算できるプレイヤーは刀しかないように思えますが、そう考えると有利な条件で一定期間借りることができたのかなと。