【完全図解】今こそ知りたい「コンプライアンス」大全
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もともと、コンプライアンス違反という言葉がこれだけ広まったのは「これまでのやり方でいいはず」という思考停止に対するアンチテーゼが人々の心に強くアピールしたから、だと思う。でもいまや「コンプラ違反への過剰な配慮」が思考停止の代表のようになっている。だから自分の頭で考えたい人たちは、そんなやり方で本当に良いのか、疑問を持ち始めているのではないかと思う。
私の勝手な想像だが、職場満足度の高いポジティブな要因を持ち人に「コンプライアンス違反を容認する傾向」があった、という分析は正確ではない気がする。つまり、その人たちに「コンプラ違反を容認する傾向がある」ではなく、「コンプラ違反への過剰な配慮」という思考停止に対する違和感が回答に反映されていただけ、なのではないだろうか?
注目のコメント
毎月のように大企業が謝罪会見を開き、個人レベルでも毎日のように「コンプラ」が問われる現代。最近では水原一平氏の違法賭博や学歴詐称もその類でしょうし、どこかの自治体のトップのセクハラ疑惑も世間を騒がせております。
さらに、今クール最大のヒットとも言われるドラマ「不適切にほほどがある」も、過剰コンプラ社会をアイロニックに描いたものです。
もっとも、あちこちで噴出しているということは、裏返せば「何がコンプラ違反かわからず、ゴールポストが動き続けるためについていけていない」のが実態で、明日は我が身とも言えるのではないでしょうか。
こうした状況を、勝手に「1億総コンプラ違反予備軍時代」と名付け、今日からコンプラ関連の特集をスタートします。
コンプラ違反が起きやすい組織や、そもそも違反に至るまでのマインドセット、そしてやる気があって意欲に満ち溢れる人、職場に満足している人が違反を容認しがち、という驚きの研究結果まで。
ぜひ、これを読むことで「コンプラ違反」を少しでも避けられるような手助けになれればと思っています。職務への意欲や職場への 誇りを持つ従業員でも、 コンプライアンス違反を起こす可能性があるとの点も
その通りだと思います。
なぜなら、ポジティブなケースもネガティブなケースも、多くの場合は自分たちの世界に入り込んでしまって周りが客観的に見えなくなる事に起因しているからです。
そういう意味でも経営者や現場にダイバーシティを持たせて客観的な意思決定を促す事が大事になってきます。
これは経営者だけでもダメで、3つのディフェンスライン、即ち①業務執行、②リスク管理、③内部監査の各現場にて客観的な判断ができる仕組みや企業風土が大事となります。