楽天、日本語に最適化したオープンな大規模言語モデルを公開
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楽天も出揃って国内4通信キャリアのLLM開発競争が、急激に本格化してきました。
NTTは今年3月から医療業界などに特化した70億パラメータの軽量版LLM「Tuzumi」の提供を開始することを発表、ソフトバンクは今年に入って3,900億パラメータの国内最大規模のLLM開発を宣言、KDDIは東大発スタートアップでつい先日に700億パラメータの日本語LLMを発表したELYZAと資本業務提携を発表、そして今日、楽天が商用利用も可能な70億パラメータのオープンソースモデルを公開です。
パラメータ数の違いは用途によって変わってくるため大きければいいというものでもないため、むしろ、各社の戦略の違いが注目どころでしょう。
軽量版でビジネス業界ごとに攻めていくNTT、汎用的かつ大規模に国内を広く囲おうとするソフトバンク、オープンソース化でプラットフォーマーの位置を狙う楽天、これら3社が独自開発を進めるのに対して、提携で効率的に展開を図るKDDI。
まるでかつてのコンビニチェーンの出店戦略の違いのようですが、どのキャリアがLLMで覇権を握ることになるのか、かなり楽しみな状況になってきました。フランスのスタートアップ、Mistral AIのオープンモデルがベースだそう。
楽天グループ発表:https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2024/0321_01.html?year=2024&month=3&category=corp
わずか9ヵ月でOpenAIに匹敵するAIモデルを開発したフランス「Mistral AI」とは
https://newspicks.com/news/9645121/