AI到来、電力はどうする 急増する需要と脱炭素の難題 - 日本経済新聞
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ビットコインでは、データマイニングして名義変更するだけのために世界の電力需要の0.2~0.9%が浪費されているとEIA(米国エネルギー庁)が試算していました。
チャットGPTの最新版GPT4は、一回に1兆もの計算を要求するよう
になっています。この膨大な計算要求を満たすため、GPUの性能アップ
だけでは足りず、多くの環境の改良が必要になっています。
必要な資源の1つが電力です。NVDAのH100は一つでものすごく発熱するので、冷やすために都市一つ分の電力を必要とします。AIデータセンターの必要電力は膨大なものになります。
2022年の世界全体の太陽光発電量は千Gwhでした。しかし、NVDAが計画通りにH100を販売できたなら、それだけで1300Gwhの電力が新たに必要になります。
今年はAMDが安くH100対抗品を出しますし、インテルも年末には同様に新商品を出します。
これで23年に供給不足だったAI半導体が必要なだけ多数購入することが出来
るようになりますので、多くの会社が買ってAIを進化させて行くことになり
ます。即ち、今の太陽光発電施設建設計画の数十倍もの需要が生まれます。
記事は、過去の日本の鈍行の電力需要を語っていますが、世の中の流れは速いのです。