【朗報】中年太りの仕組みが解明された
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ほかの方も指摘しておられますが、男女の肥満者割合の違いが興味深いのに、その分析は記事中には無し。
「飽食が続く=一次繊毛がすり減る」という中村教授の仮説を強引に当てはめると、肥満者割合はすなわち飽食継続者割合に由来することになります。
男性は若い頃から何も気にせず飲み食いし、社会に出て暴飲暴食の機会が増え、慢性的な飽食状態にある人の割合は管理職になるころにピークを迎える。その後は年齢と共に落ち着くのか、あるいは暴飲暴食するエネルギーがなくなるのか、リタイアに近づくにつれて飽食者が減っていく。
女性は若い頃から太るのを嫌う傾向があるが、結婚を機に少し飽食者割合が増える。さらに年齢を重ねるうちに痩せていることにだんだん価値を感じなくなってきて、好きなものを好きなように飲食するようになる。
面白いのは70代以上になると、肥満者割合の男女差がほぼなくなる点。リタイアして、自分の置かれている社会的環境も、周囲の視線の影響も男女差がなくなると、飽食者割合も男女差がなくなる。
飽食だけで考察するな、というツッコミは無しで。
注目のコメント
腹八分目を心がけましょう、という結論がシュールな記事。それは誰もが分かっています。
この記事を読んで、興味深かったのは、前半部分に引用されていた、このラットの研究とは直接関係ない厚労省のデータ(男女別の年齢階層別に見たBMI25超の人の分布)。
女性では加齢と肥満が比例関係にあるのに対し、男性では30代40代でピークとなり以降は加齢とともに肥満が減少している。つまり、図表のタイトル(年齢を重ねると太りやすくなる)と矛盾するデータが示されている。
男女の傾向の違いは顕著で、その原因を探るのが記事で本来やるべきこと、だという気もします。問題や原因が明らかになっても解決策が乏しい典型例。泣
「腹八分目とは言いますが、控えめな食生活でカロリーを摂取しすぎないということが大変大事です。」神経細胞から1本、ヒゲのように伸びている「一次繊毛」。
長さ0.01ミリ、この小さなアンテナが「太ってきた」というシグナルをチャッチして、代謝を高めたり、食欲を抑えたりして肥満に防止していることがわかりました。
逆に、加齢や食べ過ぎを重ねると、アンテナがどんどん短くなっていき、体が痩せにくくなっていくことが明らかになりました。
食べ過ぎの状態が続くと太るのは当然ですが、肥満を防ぐ仕組みまでもが衰えていき「負のスパイラル」に陥ってしまうのです。
私自身、腹回りが気になり始めた今日このごろ、「お腹いっぱい」を卒業する時期が来ているのかもしれません。